2022年 10大トピックまとめ
メリークリスマスな本日にエントリを書いてます!。2022年もあと一週間ということになりました。僕は去年に続き、東京で根城にしてる江戸川競艇場界隈にいます。年の瀬恒例の10大トピックを挙げさせてもらいます。2021年のはこちらです。→ https://katou.jp/?eid=5105
1:2年間止めていた金太郎細胞点滴の御案内を再開しました。
2019年から、家業の持ち株会社でもあるToGEAR PTE.LTD.にて全力投球で臨んでいた金太郎細胞(他家の骨髄由来間葉系幹細胞)点滴の御案内 https://kintaroMSC.com は、新型コロナウィルス禍となった2020年3月28日から、その活動を止めざるを得ない状況に陥りました。以来…待つこと2年。お蔭様で4月以降は毎月ご案内しております。できうる限り、僕自身が随行しているのですが、僕がもともと明るいIT界隈の社長だけでなく、アスリート、文化人、芸能人、老舗オーナーなど 実に多彩な皆様にお越し頂いており、激しく楽しいです。役得です。
今週末は年越しをマレーシアで過ごすことになりました。お正月、ご家族でバカンスとされるご一家の団らんにドクターと共にお邪魔して金太郎細胞点滴を実施します。年末年始をお仕事のために費やすのは生まれて初めて。いつもと違う迎春にワクワクしています。
2:暗号資産業界は大荒れの一年。も…ビットバンクは10銘柄新規上場など堅調です。
2014年のマウントゴックス事件、2018年のコインチェック事件に続いて、両事件の数十倍以上の規模の破綻が今年は続きました。LUNAからの3AC等の連鎖、そしてFTXの大崩壊。暗号資産/ブロックチェーンの界隈を大きく下に揺さぶった事件事故があったことで、世界の多くの善意の第三者が巻き込まれたことは、まことに遺憾なことでした。
いっぽうで創業来の参画先であるビットバンクは2022年、過去最多の10銘柄の新規上場を果たしました。また数年来の準備事業であったカストディ事業(JADAT)のための合弁会社設立を発表し、絶賛準備進行中です。 他、シンガポールにてFracton venturesや渡辺創太さん、大日方佑介さんらの設立したNext web Capitalに出資したりもありました。2023年には、信用取引サービスを開始できそうです。 ますます業容を拡大していくビットバンクにご期待ください。
3: web3決済サービスのSlashをスタートしました。シードラウンド調達を遂げました。
ここ13年は毎年1~2社、新たに法人に参画しているのですが、今年もいくつかはじめました。 なかでも始めて、いきなり飛躍したのが暗号資産決済ソリューションを展開するSlash です。8月にメインネットをローンチ、10月にはシードラウンドを実行、約2億円の調達を果しました。 年明け早々に始める「NFTVault」は、NFTに暗号資産を預け入れることのできるサービスとなっており、NFTFi領域への進出とともに自社トークン発行に向けたエコシステム形成に取り組んでいきます。
ところで7月、IVSに久しぶりに参加したんですけど、特にCrypto周辺の熱気が凄かったです。これに参加したことで僕にも大きく火が点きました。
4:Cygnosがファンド事業を開始。力いっぱい応援してます。
10年前にfacebookから連絡を貰った三原弘之さんと出会って10年経ちました。 Langrich(現englishcentral)のインターンから、海外での起業を経て、2014年から創業間もないビットバンクに参画。その後は大活躍の末に執行役員COOとしてほぼ全業務をカバレジした末に、2020年退任し、Cygnosを起業。昨年からは本拠をシンガポールに移し、今年新たに海外クリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する 日本初のファンドの運用を開始しました。
僕自身も ↑こちらの記事↑にもあるように、その新しい門出を応援したいという気持ちから、ドル建て暗号資産トレーディングファンド=Cygnosファンド I 及び BTC、ETH、ステーブルコイン(USDC、USDT)建てのトレーディングファンド=Cygnosファンド IIへの両ファンドへの適格機関投資家1号として名乗りを上げています。頑張ってくださいっ。
5:レンズモードはたいへんな円安の影響で、15年ぶりの不振に。
僕の本業というか生業はシンガポールに移住以来ずっとLENSMODEです。商売の中味は、シンガポールを物流の拠点として日本をはじめ韓国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどにインターネットを通じてコンタクトレンズの越境EC(消費者に直接販売)を行っています。当社LENSMODEグループは来年2月14日で、創業20周年を迎えます。設立3年目の2006年までは赤字だったものの、2007年に単年度で黒字転換。以降さまざま紆余曲折はありましたが、基本的に業績は右肩あがりでここまでやってきてました。
しかし2022年は日本円の大下落が主因となり不振となってしまいました。則ち売っても利益が出ない状況となりました。仕入れて売るというシンプルなビジネスなんですが、買ったときの値(シンガポールドル払い)が、商品を売るときに維持できていない(日本円建て、韓国ウォン建て)羽目に2月以降…つい最近まで陥っておりました。利益が残せる価格にすると、国内の競合のほうが安くなってしまう、という状況になったのです。
苦境は続いていますが、光明もありました。設立9年目となるグループ会社のカナダ法人が上り調子です。11月上旬、4年ぶりにバンクーバーオフィスを訪ねることもできました。初の自社製品Qietoも発売でき、グループとしてこの1年でずいぶん筋肉質になれたとも感じています。 来る年は世界的な不況になる向きもありますが、わりと価格勝負の業界なだけに僕らに分があると思う年末です。
6:ひろのぶと株式会社が出版事業を開始しました。
ひろのぶと株式会社は、設立前に田中泰延さんに『事業資金ってだいたいどれくらい要ると思う?』という実に雑な質問をしたところ『2億円くらいでは』と言われたことから『よし!それでいこう。であれば僕と田中さんで66.7%(スーパーマジョリティ)以上持つ前提で、2億円を調達する資本政策をつくろう』と意を決して、創業した会社です。
田中さんの希望であった「上場は目指さない」かつ「小口の株主をたくさん迎えたい」という無理難題を解決するには、これまでの資本の集め方は難しいということに気づき、噂だけは聞いていた【株式公募型クラウドファンディング】に2年かけて挑むことにしました。そして今年、集めていたタニマチ資本を背景にFUNDINNOさんの仕組みを使って挑戦。努力の甲斐あって、わずか27分で3995万円の調達を達成しました。
勢いを追い風に、10月31日に稲田万里著「全部を賭けない恋がはじまれば」、12月16日に田所敦嗣著「スローシャッター」を刊行することができました。奇跡が折り重なってここまでこれたのですが、一番は6月の公募で手を挙げてくださった株主の皆様のお蔭と感じています。それが田中さんをはじめメンバーと著者が一丸となって、両書の発行にコミットしたことに繋がっています。つまり設立前の田中さんの想いは大いに正しかった。旅は始まったばかりですが、其れだけはいま確たるものです。
7:TOMOS companyの資本と経営に参画しました。
昨年末に資本と経営への参画を決めたTOMOS companyは、往時は合同会社。僕は参画の条件として「お金儲けに真正面から向き合う」ことを提案しました。4月1日、新たに株式会社として再出発した同社は、福祉事業とアパレルの製造販売という両輪で保ってきたバランスを維持しつつ、ものづくり/ブランド(TERAS)づくりにアグレッシブに取り組んでいくことを志向しました。
僕は社長飯島亮さんとのやりとりを横軸に、目標づくり、ECへの積極的な取り組み、はじめての経営合宿、ベンチマーク企業の活動についての議論、POP UPストア展開、売上とブランド力の向上のための商談アレンジ…に取り組みました。が、僕のなかば狂気を纏った成長=売上追求の姿勢が、マネジメント層の疲弊を呼んでしまったことで、組織全体を危機に追い込んでしまいました。いまは深呼吸して、メンバーみんなで立て直しに取り組んでいます。僕は反省しています。
TERASの製品とものづくりの姿勢は、僕が参画する前から既に十分に素晴らしいものです。12月のPOPUPストア原宿への出店はそのことを分からせてくれました。来年はいまいちど会社の向かうべき道に貢献したいと思っています。
8:ドッツアンドラインズにとっては大きくステップした年に。
燕三条のものづくりを発信するための、若手アトツギたちで結集し運営するドッツアンドラインズにとって2022年は大きくステップした年となりました。設立来、JR東日本新潟支社様と続けてきたものづくりアワード受賞作の製品化、設立以来の目標であった燕三条駅での店舗展開の決定は、その形となった成果です。
そんななかで、3月に家業マルイチグループの日広マルイチと、2015年から支援してきたサンクチュアリが合併を果して、燕三条の企業=サンクチュアリ株式会社となりました。サンクチュアリの社長松岡伸彦さんはいま三条市の地域おこし協力隊の一員として、地域の雇用創造と産業振興に取り組んでいます。僕自身もドッツアンドラインズとサンクチュアリの取締役として、2023年も引き続き両社の活動に注力を続けます。
9:アルビレックス新潟シンガポールSPL優勝そしてアルビレックス新潟J2優勝→1部昇格、おめでとう
僕は2009年より、アルビレックス新潟シンガポールのExecutive Partnerを務めてきました。クラブはその間に4度、Singapore Premier League(SPL)を制してきたわけですが、今年の5度目のシャーレアップはこれまでとは全く違う格別のものとなりました。
何故ならば、今季は僕が営むコンタクトレンズ越境ECのLENSMODEが4年目の胸上スポンサーとなったシーズンで、かつ取締役を務めるアルビレックス新潟が悲願のJ2優勝(すなわちW優勝)を果たし、6年ぶりとなる1部昇格を決めることができたからです。めちゃめちゃ嬉しかったです。
アルビレックス新潟シンガポールの会長 是永大輔さんが、アルビレックス新潟の代表取締役社長に選任されたことに伴い、アルビレックス新潟の取締役に就いて(2018年12月20日付)丸4年となりました。就任以来…今日までのすべての公式戦を全力で観戦&声援してきたことがなんらか作用した!と思っております。アルビレックス新潟は、故郷大阪を本拠とするセレッソ大阪とJ1開幕戦することになりました。今から興奮しています。そうそう、個人としては、4月よりアルビレックス新潟バルセロナのExecutive Partnerも拝命いたしました。来年もバルセロナに赴くことを楽しみにしています。
業績悪化ゆえLENSMODEは4年間続けたアルビレックス新潟シンガポールの胸上スポンサーを降りることとしました。が、2014年からのenglishcentral(今も少数株主)の肩スポンサーは継続ですし、Executive partnerとして貢献を期します。アルビレックス新潟シンガポールもLENSMODEも、2023年は設立20周年を迎えます。来る年の初詣にて、共に大きく飛躍が果たせることを…今季の大成果への感謝とあわせて祈念してきます!
10:おかんと堺・大阪そしてシンガポールに初旅行。
あすなろ授産所への支援がキッカケとなり、母をぜひとも堺愛育会の50周年総会に連れていきたいと、6月に堺と阿倍野に小さな旅行に連れ出すことにいたしました。考えてみれば、生まれてこのかた母と二人きりで宿を泊まり歩いたことはなく、これは良いと思い立ち、そのまま9月中旬にシンガポールへ3泊の旅程を組んだわけです。結果として、これは非常によかったです。親孝行になりましたし、僕もとても楽しかったし。
今はですね、甥の顕太郎が2023年、アメリカに行ってる際に、母とふたりして訪ねたいな、と思っています。これを実現するためには先ず甥がセブ島で英会話にめっちゃ励んで、その後ちゃんとアメリカに行かなくてはならないので…なかなかにハードル高いです。でも、やりきります。
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ということで10大トピックでした。今年はGMO NIKKOが30周年!を迎えたり、深田洋輔さんと共に設立したYOYOが10周年となり、ジャカルタの祝宴に参加したり/マニラを訪ねたり、VoiStockの役員たちと中山淳雄さんのインタビューに揃って顔を出したり、アルビレックス新潟シンガポール是永大輔さんと2週間超バルセロナと周辺各国を歴訪したり、と他にも楽しいことたくさんありました。
なによりも 9月以降は毎月、東南アジア諸国やカナダを訪問出来てることが素晴らしいです。旅することは生きること、ですよね、田所さん。