2021年 10大トピックまとめ

2021年12月31日

未曽有の2021年も残り僅かとなりました。今ですね、僕はここ四半世紀の間、東京での根城となっている江戸川競艇場界隈に居ります。ぐっと冷え込んできたなー、と感じてるなか…年の瀬恒例の10大トピックを挙げておこうと。2020年のはこちらです→  https://katou.jp/?eid=5070

 

1:新コロで日星半分ずつ滞在 シンガポールでのホテル強制隔離、東京での割と厳格だった自主隔離も2回ずつ

先日、師走に入った週末にシンガポールから東京に移動したんですわ。

2020年のシンプルすぎる往復(年初~6月末はシンガポール →7月~日本 → 年末にシンガポール)と同様に、21年も極端に動かないスタイルを踏襲してしまいました。はい。 前年12月26日~今年1月10日の…初めての強制隔離はチャンギ空港に着いてからのホテルガチャで、オーチャード近くのJENSって宿になりました。美味しくはない弁当と狭い部屋から絶対に一歩も出られない『隔離』にかつてないストレスを感じつつ、心温まる様々なシンガポールの友人たちからの差し入れに感激したものです。

以来、3月19日までシンガポールに滞在し→東京入り。ここから8月18日まで過ごしました。そして翌日から12月アタマまではシンガポールにいたということです(シンガポール→日本→シンガポール→日本)。まさかの2年連続な同様に。

シンガポールの2回目の隔離(8月20日~9月4日)では知恵がついて、部屋をスイートにして、ICクッカーと足漕ぎマシン入れたことでQOLが格段に上がったりもしました

が、かたや東京での2回目がMySOSという政府新投入のアプリが朝から晩までプッシュ通知で何度も位置確認するので都度ドキッとしてました。

 

2:AndAfricaに新規参画、ひろのぶと/YOYOは増資に成功。

家業マルイチグループを承継したのを機に、スタートアップへの新規参画は終了と公言してる僕ですが、今年も1社だけ参画してしまいました。シンガポール移住(08年6月)のキッカケにもなった現AAICはここ10年、アフリカの経済成長にコミットしており、一株主となった僕もアフリカには注目していました。巡り合ったAnd Africa社長の室伏陽さんは南アフリカ首都ヨハネスブルグ在住の若武者。彼とアフリカを観て回るのが楽しみです。参画時のエントリ

あとは1年がかりで漕ぎつけた昨20年3月設立ひろのぶと、そして設立9周年YOYO Holdings の増資はいずれも僕の過去には例をみない辛苦を乗り越えた中締めとなり、印象深いものとなりました。AndAfrica、ひろのぶと、YOYOは引き続き22年も増資に臨んでいきます。

 

3:HiSoクーデターで無期営業停止

増資と云えばですよ、昨年の10大トピックの4つ目はフードデリバリーのHi-Soのシード調達成功を挙げていました。同時にミャンマーの国民的スター森崎ウィンさんをブランドアンバサダーにお迎えして、調達資金を使った1月からのヤンゴン市内での大キャンペーンもここで共有したのです。

ところが2月1日の軍部クーデターでちゃぶ台がひっくり返り、4月からの無期営業停止、社長高田健太さんは無念の日本移動…ということになってしまいました。無期停止のお知らせのエントリ。

ミャンマーは2010年代を牽引したASEAN大成長の末っ子で、20年代も大きな成長が約束されていました。まさかこんなことで頓挫してしまうなんて。世の不条理を感じつつ、捲土重来は諦めません。

 

4:ビットバンクmixi70億円増資

1997年にはじめてスタートアップ投資のようなことをして以来、四半世紀になります。2005年までの間に日本で投資した先が8社上場するなど稀有な経験をへて、08年にシンガポールにきてからは、東南アジアで起業する日本人にフォーカスを絞って『エンジェル』事業家を自認してきました。基本的には東南アジア起業に絞ってきたものの、15年に上場したソーシャルワイヤーのように、日本で登記した株式会社にも参画を続け…累計ではもう90社近くなりました。

そんな僕のエンジェル投資人生の金字塔になる大型な第三者割当増資が、9月2日に発表になりました。ひとことでいうと…『感激』しました。万感、胸に…とはまさにこれか、と。mixi創業者であり、会長の笠原健治さんはビットバンク設立当初からの応援団であり、昨年までは株主でもありました。笠原さんのご理解もあり、斯様な資本業務提携に至ったことは、僕にとっても素晴らしい体験となりました。増資発表時のエントリ

で、ビットコイン自体(BTC/JPY)は今年も俯瞰では 総じて続伸。11月8日には765万円!をつけるなど、今年も乱高下を繰り返して大商いをつくってくれました。2022年も楽しみです。

 

5:人に会わないスタイルに慣れるも、会って話すことのだいじさを知る。動画3番組に出演

去年からのすっかり人に会わないニューノーマルに慣れていくも、一方で実際に会って話すことのだいじさを思い知る年になりました。ひろのぶと社長田中泰延さんも本(「会って、話すこと。」ダイヤモンド社刊)にいたしました。

毎日ZOOMやGoogle Meetでオンライン会議に参加する日々ですが、動画で様々な情報をえるのもほんとに一般化したように思います。時間が勿体ないと思って避けてきた僕も遂にNetflix契約したりね。3人のYouTuber?と動画制作もさせてもらいました。 よかったらお暇をみてどうぞ

■ M&A BANK 島袋直樹さんとの対談  前編:https://youtu.be/MEJJwUOE1iI  後編:https://youtu.be/iSUzZO2xwrM 

■ 海外起業チャンネル 藤本一成さんとの対談 ①:https://youtu.be/Pl_5HQGedMM ②:https://youtu.be/YipLmG56JG4 ③:https://youtu.be/AyVlu2ojmTY ④:https://youtu.be/NN-i_4AXntM

■ CIC TOKYO太田在さんとの対談  前編:https://youtu.be/dJzuDMuK0KM 後編:https://youtu.be/SmKgy

 

6:家業マルイチグループのコーポレートサイト開設

2017年の実弟早逝に伴い、ひきうけた家業承継も気がつけばもう5年。先々代社長である実父を看取り、次の世代への後継を意識した昨年から、少しずつ進めてきたマルイチグループ全体の再構築を鳥瞰できるサイトの公表を準備してきました。 こちら https://maruichi.group/が出来た其れです。シンガポールと日本にまたがるグループ7社の概況や歴史をまとめました。

グループの現在の核事業である貸し倉庫(今年は1979年の竣工以来はじめての大規模補修を実施)を営む法人が70周年を迎えるの機に、社名変更[マルイチスチールセンター→ToGEAR MSC 変更時のエントリ] もしました。グループは来年以降も進化を続けます。金太郎細胞点滴もできるだけ早期に再開したいと切実に思っています。

 

7.:堺愛育会に入会。ECサイト構築を寄付する運びに

家業は父方の祖父:加藤源太郎が、戦後間もない1945年10月に創業した丸一商会を源流としていますが、いっぽう母方の祖父:瀧浪久男の過去とも向き合った2021年でした。数年前に母より伝えられた…瀧浪が生涯コミットを続けた 障碍者福祉、とりわけ往時の言葉でいう精神薄弱=知的障碍と共にある方々への福祉を再認識したのです。調べたところ、瀧浪が1972年に設立発起した堺愛育会を通じて、その運営をサポートしたあすなろ授産所は今も堺でしっかりとその使命を果たしていました。

せっかく入会させてもらったので、来2022年の50周年を記念するようなエポックを提供できれば、とあれこれ懊悩した末に、あすなろ授産所で製造している自主授産製品をネットを通じて販売するアイデアに至りました。現在、絶賛制作中です。来年早々にはご案内できると思います。僕はこれから生涯、堺愛育会へのサポートを続けていく所存です。

 

8.:アルビ、昇格と優勝を逃す。…五輪チケットは霧散

今年も胸上スポンサーを引き受けているアルビレックス新潟シンガポールと取締役を務めるアルビレックス新潟の戦績に一喜一憂する日々が続きました。勝って負けて喜怒哀楽。有り難いかぎりです。

連覇をめざしたアルビレックス新潟シンガポールは、シンガポールでいちばんの時価総額企業となったSeaが取得したLion City Sailersに僅差で敗れ優勝を逃すことになってしまいました。いまやSailersはシンガポールA代表の半数以上が在籍するクラブとなりました。来季も熾烈な頂上争いとなるでしょう。

アルビレックス新潟は開幕から13試合負けなし! 10勝3分け という過去に例をみない絶好調からのスタートとなりました。僕もあまりの強さに今季のJ1昇格を勝手に確信していたのですが… 東京オリンピックをはさんで臨んだ8月以降の後半はまさかの急失速。結果6位の終了となってしまいました。残念でした。

2018年に、海外発売チケット総代理店Kingdom Sports社よりシンガポール在住者枠で購入した東京五輪の2枚組特別前売り券は、新国立競技場での閉会式や女子バスケ決勝などを含むスペシャルなパッケージ(シルバーグレード)で銀座での6泊の宿付きで2人で200万円!もするシロモノだったのですが …  返金すると連絡があったチケット代もまだ着金されていません…orz。     そんなこともあり、僕は札幌での冬季五輪…反対です。ええ

 

9:はじめてバルセロナに行ってきました。最高でした。

10月に入ってシンガポール政府はワクチン接種済みのデジタル証明を持つ自国在住者が隔離のない往来ができる国との個別協定を進めていきました。スペインが対象となったことで、僕は数年来、訪問してみたかったバルセロナに行くことを決めました。アルビレックス新潟シンガポールが彼の地で展開する「アルビレックス新潟バルセロナ フットボールアカデミー」の9期プログラムが始まったタイミングでもあり、ラ・リーガ(スペインのサッカーリーグ)の日程的にもFCバルセロナやレアル・マドリードの主催ゲームも視察できる日程が組めたのです。

 

バルセロナは素晴らしい街でした。滞在中は毎日4~6時間は歩いたのですけど、とにかく美しく気持ちのいいところでした。冗談抜きで来年以降、毎年1か月は滞在したいと思っています。 バルセロナ旅行のエントリ

 

10: 髪を緑色にする

今年からシンガポールでの生活は、参画先SMS247創業者/CTOの築野雅彦さんとシェアハウスなんですよね。僕は口うるさいので、きっと築野さんは一つ屋根の下で心中は穏やかではないと思うのですけど。ということで実質、ひとりなんですわ。9月からは外食規制も2人までならOK(11月~5人までOK)になったこともあり、出歩くようにもなりました。盟友の関泰二さんがお洒落なカウンターレストランAt Twenty始めたので、しょっちゅう通ってます。

とはいえ、単調じゃないですか。なにか生活のアクセントを!ということで、髪の毛をほのかに緑色に染めました。金太郎細胞点滴の効果も継続していてお陰様で引き続き、顔もまぁ若々しい感じなので「まぁいいか、今しかできない!」だろうと。 とてもリフレッシュ出来てます。


本年もブログ、twitter、Facebook、instagramと様々なメディアでお世話になりました。2022年は髪の緑をもっと強めつつ、張りきっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。