初めての『痛風』発症。その格闘の記録 3(了

【DAY4 DAY5  (2020年8月14日~15日)】

まる二日服用したお薬も効いてきたのか、ようやく足の痛みもまぁ我慢できるようになったのか、8月14日は良く&まともに目が覚めた。

今回の痛風の発症によって多くの助言・格言をfacebookコメントやメッセに戴いたなかで気になったこと/考えたことが二つあった。

まず、
1 : 僕は高尿酸血症(尿酸値が高い状況)と闘っていくために、今の足の痛みが退いたら、その翌日から毎日… 朝食後に尿酸値を下げるための処方薬 フェブリク※を長期間服用しなくてはならないのか、ということだ。  (※ これ帝人ファーマ製。このお薬の登場以前はザイロリックという薬だった。→後発薬:アロプリノール)

12日の朝に行った内科クリニックの先生は 「痛みが退いたらずっと毎朝服用してください」 と言って、フェブリクを一ヶ月分処方してくださった。  !?

「先生。ずっと、って、いつまでですか」と訊いたところ、「基本的にずーっとですね。僕も痛風を持っていまして、毎朝飲んでいます。」と云われた。…一生涯ですか!ね?ぇ。

 

素直にそのままfacebookに書いたところ、この件については様々な意見を頂いた。
頂いた反応の中では、『その通り。ずっと服用すべき』 というご意見が多かった。(つまり延々と服用している人が多いということ)
論拠として、フェブリクも(その前世代の アロプリノールも)副作用がほとんどない、からという助言もいただいた。ありがたい。

僕の本音としてはできれば薬に頼らず、これを機に更なる体質改善を図って、中期的には脱薬したい のである。

でも、先ずは痛みと痺れが退いたら、フェブリクを一ヶ月服用してみる。
そして一ヶ月経つ前に、 今回の内科開業医先生ではなく、飯島さんのコメントにあった 【痛風専門医】を訪ねて指導を受けてみようと思う。

今井さん曰く、高尿酸血症の患者は『プリン体をため込む体質か、排せつ機能が弱い体質かのいずれかです。どちらかによって処方する薬が変わりますので、そこを検査するのがポイント』ということなので、それを測ってみれるのであれば試したいのだ。

尿酸値が上がりにくくするためにサプリメントも試そうと思っている。具体的には穂積さんがメッセで『魚由来のアンセリンを適量、牛乳と共に毎日服用すると再度の発作は抑えられます。』とくれたので、そのアンセリンなるものをさっそく試すことにした。フェブリクと共に、毎日摂ってみるのだ。でも長年にわたり度々思うんだけど、サプリって効果の検証が難しいよねぇ。    (僕は四半世紀来のサプリ好き。そういう意味でも今回の痛風発症は堪えている。 )

もうひとつは
2 :   多くの指導/意見が プリン体を避けろ、ということでビールがあかんということなんだけど、これは鵜呑みで良いのか。   という点。

内科開業医先生から頂いたハンドブック『尿酸値が気になるあなたへ』にはっきりと【特にビールにはプリン体が多く含まれているので、飲みすぎず適量を超えないように】と500ml以下への制限がある。のみならず、多くの日本語文献には、尿酸値を上げる作用があり、プリン体を増やす アルコールとしてビールが指摘されている。

日本にくるといつも思うのが、糖質オフやプリン体カットを謳うビール/ビール的飲料の種類の多さだ。 (第3のビールね)
僕はこの12年…東南アジア各国だけでなく、30以上の国々でビールを飲んできたけれど、そういった成分を謎にいじっているビール的な飲み物はほとんど見たことがないし、飲んだこともない。

いつも、それっていったいなんだろうと思いつつ… シンガポールでは主にキリンラガービールとタイガーを、日本ではサッポロ黒ラベルを飲んできたのである。そしてヨーロッパ各国でも、北米でも、オーストラリアでも、箕面でも、各地で醸造された地ビールを飲むのが好きなのだ。
ていうか、ビールって身体にいいでしょ!?って、痛風で悶え苦しんだ今ですら、まだ思っている。できれば、これからも変わらず飲みたい。

だから、先ずフェブリクはのみつつ、糖質はほどほどに減らして(そもそもお酒の糖質は血糖値を殆ど上げないともきいてる)、体質改善に精進しつつも、ことビールを避けることについての疑念は、この後も持ち続けていたい。

タイムリーに昨日、こういうダイヤモンドの記事をみつけた。ビールは確かにプリン体多いけど、それよりツマミを気にしろ、みたいな解釈でいいのかね。

■ 「ビールが体にいい」という新説の科学的な理由とは
https://diamond.jp/articles/-/245388?page=3

最後に:
ソーシャルってすごいって改めて思った。いや、ほんとに集合知って気がした。みなさん、多数のご助言・金言・格言をあざした。新コロ禍な日々だけど、なんかこの先も明るく生きていける!。

番外編として、得たもう2つの知恵を掲げておく。

* シクシクしてきたら(ちょっと痛風が来る感じがしてきたら) 、 直近の食後にさっさとフェブリクを飲む という方が数名いたこと。前のエントリで、高宮さんのコメントを紹介したけど、ベテランの痛風持ちは前段階で察知できるようになるようで。僕も今回えらい目にあったので、たぶん次はもっと早くわかりそう。その予兆を得たときにフェブリクを摂る、と。もちろん、フェブリクは発症してからはむしろ逆効果ということなのでリスクはあり。

* 前のエントリで紹介した… 頻繁に痛風を発症している!玉置さんから、寄せられた『ステロイド注射を打って、すぐ痛みがとれてます。整形外科に行けば、700円ぐらいの治療費』というのは豪快な情報だった。 他の方の助言に類を全く見なかった。痛風なのに整形外科。700円ですぐ治る。奇跡かよ。

僕も玉置さんもいっさい責任はとらんが、これを改めて共有して、格闘の記録を締めたいと思う。