祖父 瀧浪久男と堺愛育会についてのメモ 3

2022年1月27日

祖父 瀧浪久男が創立した堺愛育会に2021年8月に入会したことを前回は記した https://katou.jp/?eid=5098 わけですが、折からあすなろ授産所の渡邊真由美所長と何度かに亘ってZOOMでお話しさせていただき、今から、これから、不肖加藤某が堺愛育会のイチ新入会員として、あすなろ授産所に対し何かできることはないのか、至極真面目に考えてみたわけです。

授産所のサイトにある活動内容 https://www.asunarokusabe.com/ のなかに、さをり織りを材料に使用した自主授産製品(授産所の皆さんが依頼に拠るものでなく、自ら能動的に作っている製品)を作っている、ということがありました。

またサイト内にてそれらを「イオンモール堺鉄砲町店パッセでも販売しています。」や「毎月1回 第 3 木曜日に西区役所ロビーで 11:00~15:00 まで 自主製品の販売をします。お知り合いの方にも声を掛けて頂き、ご来場下さい。」という記述をみました。

そこで渡邊所長に「次回の販売会に参加したいのですが、いつに予定していますか」 と尋ねたところ

「以前は定期的に開催していたのだけど、新型コロナウィルス禍になってから、いちども開催できていないのです」   と …!!

「そうなんですか。では出来上がる自主製品はどうしてるんですか?」

 「残念ながら新コロ禍になってからは販売する機会がありません。利用者さんからは、もっと作りたい、という要望も受けているのですが…」

という吐露と事実を得たのです。

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であるならば、ECサイトを作って、堺の知り合いの人々だけでなく、日本中、世界中の人に売ればいいじゃないか、と考えました。 

僕は前年2020年12月末に5日連続で公開となった、参画先ひろのぶと田中泰延社長とふらとぴ嵩地秀一さん(ちょっぴー氏)の対談記事 https://www.flatpeer.com/contents/series/htnk-and-choppy-talking/20201229.html   を思いだし、直ぐにtwitterでちょっぴ―氏にDMしてみました。

「実はご相談したいことがあり、明日か明後日ZOOMにてお時間を頂戴したく思っております。」

前年末に大阪ミナミで開催した映画「恋するミナミ」アンコール上映会に来てもらってたので…全く知らないわけではなかったのですが、声のデカいオサーンに唐突DMで声を掛けられたちょっぴー氏は何事か、と結構ビビったのでは、と思います。

ZOOMで説明を受けて、僕はちょっぴ―氏が営むEgeneと運営するサイトふらとぴの主旨が、これから僕が応援していく!と決めたあすなろ授産所を世に知らしめていくのに適してると思ったので、渡邊所長にお時間を貰い、ふらとぴが提供する障害福祉施設向けの ECサイト導入支援サービス と PRコンテンツ作成・掲載サービス  https://www.flatpeer.com/description/service についての説明を聞いてもらいました。

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ふらとぴにECサイト制作とPRコンテンツ作成・掲載をお願いする費用は総額で30万円ということでした。

僕は堺愛育会の入会の折に、渡邊所長より会の財政や収支を聞いていたので、 「もし…渡邊所長がふらとぴのサービス、そして授産製品のECサイト構築と運用に関心を持たれるのであれば、僕はそれにかかる費用の全額を堺愛育会に寄付させていただきたい。」と申し出たのです。

今だから正直書いておくと、この申し入れを受け容れてもらえるかは、五分五分だと思っていました。僕が渡邊所長であれば、突然にシンガポールから連絡してきて、会員になったばかりのワケの分からない人が申し出た寄付など受け取りたくないからです。いきなりの距離感が謎だからです。 

なので、申し入れをご快諾いただき、この度のECサイト開設に、あすなろ授産所自身の自分事として、前向きに積極的に取り組んでいただいたことは嬉しいことでした。そして、このご寛容は祖父 瀧浪久男があすなろ授産所と堺愛育会に遺してきた信用なればこそ、と感じました。

と!いうことで、あすなろ授産所のECサイト【あすなろ DE さをり】は完成いたしました。    https://asunaro-sawori.stores.jp/

堺だけでなく日本中の皆様にご購入いただけます。勿論これはゴールではなくスタート。あすなろ授産所の皆さんがサイトを通じて、多くの方と交流をもつことが楽しみです。  …ちなみに僕は「古墳」のチャームが好きです。お弁当バンドでペンを10本括っています。

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堺愛育会の会報「陽の丘」146号(2022年1月発行)に掲載された会長 曽根政美さんによる「新年のあいさつ」に、今回制作したECサイトのこと、あわせて(堺愛育会の初代会長として)瀧浪久男および小生のことを書き添えて頂きました。曽根会長、有り難うございます。光栄至極です。 なにより母が喜んでおります。