学生? 部長? これが関西一超多忙学生の実態だ!|VIE PLANマガジン 関西版 88年4月

2020年7月20日

勝手に文字起こし=デジタル化 する自身のインタビューシリーズ。今回は1988年4月発行のサークルカタログを軸とした「VIE PLANマガジン 関西版」に掲載された見開き記事『姿は有名、正体は不明!? 88年期待のキャンパス元気野郎。自ら語る、早すぎる自叙伝』における 加藤の記事部分。
 
この記事は同誌編集長 寺下光彦さん(今はフード/ワインのジャーナリストとして大活躍中)によるものですが、狙いは「VIE PLANマガジン 関西版」の発行元である株式会社リョーマの学生スタッフの募集。https://katou.jp/?eid=586    詳しくは「私も履歴書 21 |スーツ着て営業に行く学生を謳って、煽ろうと。」に当時の背景を書いてます。 写真は副編集長 佐々木あつこさんによるものです。
 
 
ちなみに、↓こちら↓ は主旨にそぐわなかったボツ写真ね。
 
実際… 「VIE PLANマガジン 関西版」 を見て、この記事を読んだことがキッカケで、木下勝寿さん(現 北の達人コーポレーション)、中谷貴之さん(現 船井総合研究所)、佐藤栄哲さん (現 ミナジン) 、砂山明久さん(現 メディアハウスエージェンシー)らがリョーマに学生スタッフとして加わったので、記事の狙いが当たったことは間違いないと思います。
 
このように話した記憶はないのですが… 実際に往時は会社と得意先、夜な夜なミナミ、自宅、&たまに大学を、毎日スーツ&ネクタイ、2キロぐらいあるショルダーフォン、厚さ6cmもあるシステム手帳、1000枚は嘘だが、200枚は持ち歩いていた名刺入れ、と共にほんとうに日々往来していました。翻って…今は一年中、Tシャツ短パンでスマホだけで自宅テレワークなので隔世というか、別の地球の話しのようです~。
 
記事では【 卒業時には、完全無欠の人生決定が整っている 】はずと偉そうに語ってますが、
現実の近未来は、家業後継の道を振り切って上京、ダイヤル・キュー・ネットワークに管理職として就職したものの、1か月で経営破綻するという悲惨が待っていたのでした。笑
 
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ホラ、いるでしょ、大学でたまにしか見ないけど、来ればみんなが気づいてしまう。「何かおもしろそうな人。」「いったい何している人なん?」「かわった人やな…。」等々、好奇と興味の視線がうず巻く中、今日もキャンパスを闊歩する、知る人ぞ…の有名人。VIE PLANでは、そんなキャンパス活発野郎の中から88年特に注目!の4人をピックアップ。知られざる正体が今、あばかれる!!
 
学生? 部長? これが関西一超多忙学生の実態だ!
加藤順彦  関西学院大学商学部3年 株式会社リョーマ 情報部 部長
 
異様にふくれあがったシステムノート。5分ごとになるポケットベル、カバンの中にはいつも千枚以上の名刺のつまった名刺入れ、おまけに営業できたえた大きな声。加藤君に初めて会う人はだれもがその学生らしからぬ世なれた姿に驚く。それもそのはず、彼はもうすでに一年以上も株式会社リョーマという広告代理店として正社員として働いている。つまり一年のときから学生でありながら社会人しちゃっているのである。
 
何故?と思うむきに彼はサラリと答える。「とにかく一人でも多くの人と会ってその人の人生経験をシミュレートしたかった。4年間で人間ひとりの体験できることなんてたかが知れている。でも、仕事を通じて人と会って話せば、いろいろな面白い人の経験を吸収できるでしょ。結局、大学生の間にあちこち首をツッこんで、自分に向いたものと向かない者を体で仕分ける。そうした卒業時には、完全無欠の人生決定が整っているわけですよ。フッフッフッ。」
 
では加藤君の勤めるリョーマという会社はいったいどんな会社なのだろうか。もともとリョーマの社長、真田氏も関西の学生企業界のカリスマだった人。電通等の大手広告代理店やTV局などのコネクションから、多くのイベント、キャンペーンなどを手がけてきた。ミナミのファッションビルのプロデュース、新製品の企画、JJ等の雑誌の取材、東京で毎年開かれる全国業界系サークル交流会のディレクション・TVの制作協力、と何やらおいしそうな話ばかり。
 
「そういえば、キャンペーンで使ったコンパニオンと仲良くなれたり、TVに出たり、ディスコが顔パスになったり、服が安く買えたり、とラッキーも色々ありましたね。 フッフッフッ。」 と思わず加藤君の表情もユルむ。
 
又、関学、同志社など関西一円から選り抜きの学生が集う、急成長企業リョーマでは、今年も、新入生の元気な学生スタッフを募集中。06-305-2707、このTELナンバーが君の大学生活を変えるかも知れない。加藤君の場合のように。