ラングリッチの取締役に就きました。

 
「ええっと、こうやって合宿生活をしたっていうのは、ほんとうに久しぶりで。かれこれ25年前かな。」

テーブルを囲むのは、
それまでほぼSkypeとメールのやり取りだけだった丸山さん、そもそも初めてお逢いする占部友春さんと大竹智也さん。
3人のラングリッチの代表者。

2011年3月25日。
セブの中心街にある日本食料理屋さんの個室で、僕らは顔を合わせました。

それまでは、3人に会ったらナニを話そうか、あれこれと考えていたつもりだったのですが、席について、乾杯をして、、すぐに僕はもう合宿の話をはじめてしまいました。

その日で、ちょうど僕がその英会話学校の合宿所に入って、一週間経っていました。

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自分の中に、できるだけ汎用セオリーは作らないようにはしています。とくに「やってはいけない」的な。PDCAサイクル・ドリブン→その積み上げを大事にしたい。

ただそれなりに長く生きていると、どうしても、脊髄反射的に否定したくなったり、許容できないものが増えてきます。

自らの失敗体験や頭の中にあるネガティブな知識が、アタマの中で澱のようにあり、そこに触れると口から出てしまうのです。

はじめて佐藤俊介さんからsatisfaction guaranteedの事業についての説明を聞いたときも
「その事業は2つの理由でうまくいかない。
一つはアパレルという商売自体がそもそも小規模なスタートアップの事業として向いていない。
さらに円高と海外生産移転=国内空洞化必至の日本でMADE IN JAPANに拘るというのは、はっきり言って在り得ない。」
…などと言下に否定から入ってしまいました。

いまも毎日のように多くの方から、これから取り組もうとしている事業についてのご説明を受けているるのですけど、ナニがいいというよりは、まず「ナニが駄目」「どこが気になる」ってところの指摘が先に出てしまうことも、ままあります。

もちろん良いことではない、とは思っているのですが。つい。

2011年に入って早々、僕が丸山さんとはじめてお話ししたのは、Skypeでした。
そもそもどういうキッカケだったのかは覚えていないのですけど、たぶんtwitterかなんかでしょう。他と同様。

Skype繋がって、ご挨拶もほどほどに、まず事業の概要を伺いました。

Skypeを使ったオンライン英会話 ラングリッチ。
(ラングリッチ、、、ネーミングがいいな。)

・独自開発の教材。
・セブに現地法人を設置。
・先生を現地で一人ひとり面接し直接雇用。
・自宅から接続ではなく、オフィスに通勤させ、デスクで生徒と会話。

ふむふむ、なるほど。流行りのレアジョブさんよりも価格が安い。
(いいかも、しれないぞ。)

と思ったところで、「どういうメンバーでやってるの?」と聞いてみたら、

■中学校の地元の同級生と大学の一つ上の先輩と3人で。

■3人とも代表取締役。

と聞いてタマゲつつ、声を荒げてしまいました。

「それは、酷い。かならずどこかで詰まる。上手くいっても、いかなくても。」

僕が長年、中小企業をやってきたナニで、この座組み・パターンはそれこそ脊髄反射的に、1000%上手くいかないからです。
いやもう、理屈じゃなくて。まず…確実にどっかで崩れる、と。

そういう仲良しサークルな会社、この20年で星の数、観てきました。

とかなんとか、、、また初対面の人に対して、悪い癖が…。上から目線で全否定。
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というわけで、
まずはその、現時点での結果から、

2011年9月1日、わたくし加藤順彦は、ラングリッチ事業を展開するLangrich(フィリピン)のDirectorに就きました。微力ながら社業の運営、健全な成長に貢献して参る所存です。

よろしくお願いいたします。