オザケンの全国ツアーに小躍りしつつ、雑感

あの小沢健二さん(41!)が日本での音楽活動を再開するのか、しないのか、、、とにかく13年ぶりに全国ツアーをやる。もう今生でステージを拝むのは諦めていただけに青天の霹靂だ。ツアーの特設サイトも始まった。

ウゲー凄すぎる。
しかし行こうか、行くまいか、悩んでいる。

あれだけ好きだったオザケンだが、今の友人たちに誘える人がいない・・・というのは嘘で、実は怖いのだ。自分のなかで神聖なものが壊れるのが。「彼は昔の彼ならず」と感じるのが。
僕(42!)の中で オザケンは26歳あたりの面影と後光のままだ。

そして小沢さんは、ココロのなかでは今も小山田圭吾さんとニコイチのまま。
彼が不朽の名作「LIFE」を発表する直前まで、やっていたデュエットFlipper’s Guitarの半分だ。

昔からそうだ。大好きなバンドの再結成コンサートもいつも気になるけど行かない。
去年のアリスも行かなかったw。さっき気づいたんだけど、失望するのが怖かったんだな、きっと。

オザケンもコーネリアスもたいへんな才人だ。
そしてそんな強い個性・才能同士が真正面からぶつかると、瞬間的に二乗どころか四乗、八乗のパフォーマンスとなるんだな。

がそんな場合、相互のエネルギーが強すぎて、コンビは長期間もたないことが多い。
いわゆる「両雄並び立たず」状態。二人三脚の呼吸が合わず、足元から倒れてしまう。
 
しかし、その垣間の一瞬、足並みが綺麗に揃ってる時にだけ奇跡が起き、人間業を超越した素晴らしい音楽が、映像が、グルーヴが生まれるのだ。かつての黒澤と三船や、ジョンとポール、やすしきよし、もそうだったんぢゃないかな。

もちろんパーフリのふたりは、今も元気にこの世に生きている。
けれど再び一緒に音楽を奏でることはないと思う。大好きなCOMPLEX、Spiral Life も同じく、再び交わることはなさそうだ。

彼らは後に修復不可能な仲違いを起こしているからだけど、つまりは必然だったのではないか。
互いの個性が眩しすぎて、同じ場所に留まれなかったわけで。

だからこそ奇跡の蜜月期の成果=作品のみを評価すべきだと感じる。儚いからこそ、その輝きが貴いのだから。

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ま・そんなこと思いつつオザケンの復活、ご本人そして全国のファンの皆さん、おめでとう。
待ってましたよ千両役者。 で僕が行くかはもう少しだけ考えます。