日本はこれから無縁仏ばっかになっちゃうぞ
年末は大阪に帰り、豊中にある父方の実家のお墓参りに行ってきた。欠かさず10年以上、年に1~2度は行っているが、その度毎に気づくのは「お墓の入替」だ。
まぁ要するに無縁仏を整理し、新しいお墓を入れているってことなんだろけど、これはかな~り深刻な問題だと思う。
加藤家に限らず、日本人が先祖代々守ってきたお墓も、戦後急速に進んでいる少子化という魔物の前では、総じて危急存亡の危機である。すなわち、多くの家督断絶を意味する。
檀家はお盆や回忌の折にお布施を納めているだろうけど、この当たり前のことが、、例えば20年後にサステナブルであるか、どうかは相当疑わしい。
僕の知る限り、戦前生まれの世代にとって、、これはかなりキツイ。何故なら子供の時分から「ご先祖様のお墓を守ること」は最重要事項とじーちゃんばーちゃんから叩き込まれているはずだからだ。
が、しかもソリューションがない。それを解決するもナニも、それ以前に、、現代では己が育てた子供やその子孫が、新たに子供を作る、育てる意志がないのだ。残念ながら。
この教えてgooでのやりとりのように、子供が女性しかいなくても、嫁いだ先に吸収合併されるという方法もあるようだけど、、なんとかしないと、ご先祖様に申し訳ないことになってしまうわけだ。
この「高齢者共通の問題を、物理的に解決する」ことが出来れば、我が国の1400兆円弱の個人金融資産の70%を持っている60歳以上の高齢者の皆さんの財布は緩むに違いない!と思う。アイデア・・まだ浮かんでないのですけど。
今の日本は、20年くらい前の「農家に嫁を!」ってフィリピーナを日本に呼んで集団お見合いしてた頃とは違う。あのギラギラとした肉食系のノリはもうない。
サラリと、、お墓を守ってくれる子孫!?が増える仕組み!という切り口での、斬新な少子化対策事業を起こせば、お金持ち高齢者からの消費、融資、投資が期待出来るのではないだろうか。