日本広告業協会で小委員会委員だった頃の任務メモ(2004~08)

2000年、 日広はD2C(この年設立のドコモと電通の合弁メディアレップ)との口座開設→直接取引を行うために日本広告業協会(JAAA)に入会しました。 ■ その時の経緯→ https://katou.jp/?eid=248
当時のJAAAは、会員企業5社からの推薦がないと入会審査を受けることができなかったのですが、 僕は成人誌広告をほぼ専門でやっていた創業期に広告枠を回してもらっていた業界の諸先輩にご推薦が戴けたのでした。
業界でのネット広告の重要度が増していくなか、いつしか分科会:インタラクティブメディア研究小委員会が新規組成されることになり、有象無象の僕も末席に名を連ねることになりました。
そして大手総合広告会社のインタラ界隈の皆さんのサロンのようになった小委員会は、新興ネット系な僕には縁遠い皆さまに囲まれる強い刺激になったわけです。黎明期から自主規制を積み上げる活動をしてきたインターネット広告推進協議会(JIAA 現:日本インタラクティブ広告協会)と顔ぶれも雰囲気も違いました。
ぼちぼちと自分の意見なども小委員会で言うようになってきた2006年には
10月に「広告メディアとしてのCGM ~広告会社の立ち位置」と名付けた会員社限定のトークイベント/セミナーを小委員会として実施することに。
第一部には、基調講演としてオールアバウトの江幡哲也さんをお招きし、深いお話しをいただきました。
そして第二部のパネルディスカッションでは、
CCIの長澤秀行さん、博報堂DYの勝野正博さん、ADKインタラクティブの横山隆治さん に並んでパネリストとしてご登壇いただき、江幡さんも共に席に着き、大いに語っていただきました。
不肖加藤が第二部のモデレーターを務めることとなった同セミナーは、 63社317名もの参加で、銀座東武ホテル桜の間は鮨詰めの活況となったのでした。(写真は、のちのJAAA REPORTS(2006年 12月号14ページです。)
電通の小泉さんが寄稿された同記事には不肖加藤が『総括として、広告会社の経営の視点からも、従来の枠売り型ビジネスを変革させていかなければならないこと、CGMを「コントロール」するのではなく、「マネジメント」する発想により、メディアとコンテンツを統合的に企画・実施していくことこそ、これからの広告会社の糊代であり可能性である』とメモされております。 …生意気云ってすいませんでした。
 
小委員会では一年半後の2008年3月に同会場で「ネット広告トッププランナー4社が語る!ここだけの話 ~本邦初、4社の事例とそのノウハウを公開~」セミナーを主催し、こちらも盛況となりました。
モデレーターを務めた第2部のパネルディスカッションには、第一部で事例を紹介頂いたサイバーエージェント岡本保朗さん、オプト吉川浩永さん、博報堂DYMP佐藤年彦さん、電通の小川由紀夫さんから闊達な意見を頂き、続けて業界内でわりと反響を呼んだことを覚えています。
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 このセミナーの段階では、既にGMOグループ傘下となる方向が決まっており、業界に対する最後のご奉公のつもりで取り組んでたんですよねぇ。
設立以来、委員として参加を続けたJIAAとこちらJAAAともに業界活動は自分なりに注力していました。

 

同業者の皆様と広く交流を持つことの意味について考え、行動を続けた数年は、いまビットバンクとして暗号資産取引所の 自主規制団体/業界団体に参加していることに通じています。