在るべき組織 についてのメモ /クエストグループ社訓

2020年3月17日

以下の文章は、2005年8月19日に、当時のクエストグループ(日広、モビィリード、ステックワイアード)の幹部およびHR担当に送った、社訓『在るべき組織』についてのメモのほぼ全文です。

今日、はじめて大阪維新の会の『維新八策』を読んで感動し触発されて、引っ張り出してみました。
ここに衝動的に公開します。
公開の目的は特にないのですが・・・敢えて言えば、自分と誰かさんへのメモでしょうか。

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QSTO.net works 在るべき組織 (掲げる組織像)

●仕事を通じて社会貢献を果たす 誇れる組織
●目標に向かって走り 期限の成果を互いに褒め叱れる組織
●個々が時間と健康の管理を最低限のルールと心得る組織

在るべき組織は完成しない
理想として探求し、在り続けることに意味が在る

いま在る人間こそが資産であり資源。
材料ではなく財産 故に人財経営が根幹
(人材 は 人財であり、資本である)

出光佐三翁の人財資本論
『当社の資本は人である。資本金は無をもって理想とする』

自立とは自律
組織が自ら動くよう仕組みとルールを探求する

組織力は徹底力、徹底力は組織力
在るべき組織 の理解と徹底

●仕事を通じて社会貢献を果たす 誇れる組織

ひとは生まれ死んで、足跡(轍)を残す。
残した轍を誇ることが出来れば、人生終焉のときの喜びは大きい
それを実感できる日々こそが至福
成功とは「笑顔」「感動」を産みだしながら、人生を全うすること

自己実現欲求を果たす装置が 社員一人ひとりのいま在る組織であることを為し得れば 経営は既に成功している

己を誇らしいと思える状況を会社に演出するのが、加藤の仕事

克己  実現の場の提供

仕事が好きだ!って人は最もうまく行く可能性が高い
そして人(得意先)を思う気持ちほど満足感に充たされる気持ちはない

インターネットの登場=第4の産業革命
これによって生まれたインタラクティブマーケティングを軸にしたコミュニケーションのデザインこそ 我等の仕事、使命の本質

来るべき広告の新時代に必要とされるインタラクティブマーケティングを得意とする我等はこれまで存在していなかったマーケティング手法を伝播していく、さながら伝道活動を探求することを生業としている

新たな広告市場(未開の市場)を切り拓いてゆく開拓者精神=ベンチャースピリッツこそ我等の誇りであり喜び

革新的手段による新市場の開拓法を正しく伝え、お得意先に効率よく運用していただくことこそが、新たなより良き社会を作るための礎となる

Webサイトを舞台に実現する買い手と売り手の幸せな関係作りの演出作業 の日々の実践

あらゆるメディアメッセージのゴールが、適切な(クライアント商材が求める)生活者をより詳細な情報を提供するWebサイトへの導入すること となっていく中で、
QSTO.net worksはグループ各社の企業活動を通じて 私たちが考える 次代に必要とされる新しい広告会社・制作会社の在り方 を創造・実践・提唱・普及 してゆく

●目標に向かって走り 期限の成果を互いに褒め叱れる組織

・幸せとは満足感、目標達成した時の喜び

・目標とは何か
売上と利益、数値化された行動
理想・理念の共有
結果としての「笑顔」と「感動」

目標を立て、目標に向かって走る人財 の集合体こそ 組織

目標に対して己が生んだ結果が 個々にとって明確であること 明瞭であること 透明であること

・なぜ 期限の成果 か
期限内に到達することを評価する ことこそ 期限管理
節目を意識する仕組み

・互いに褒めあえる叱りあえる組織  は
公平な組織 そして フラットな組織 である
自分・チーム・会社・グループの目標達成に感動できるようになる
目標達成した人に心から「おめでとう!」と褒めることができる
思いやりと優しさ

まず組織とは人財が育つ場所で在るべき (相互の自己研鑽)

故に会社は社員にとって成長の道具で在るべき =成長の場、環境
社員が組織の中で 社会の中で、自分だからこそ出来る仕事を創出する
内に秘める、また溢れ出す野心を絶えず持ち続けること
そして変化を楽しむこと

情報・調査資料・・・・情報共有こそノウハウ
ギブアンドテイク
→情報提供を積極的に行う人財 こそ 最も情報を得られる人財 というロジック

ナレッジマネジメントのシステムへの投資の重要性を認識

期限の成果にコミットすることこそスピード経営の礎

組織による共通目的実現のための分業行動
すなわちチームワークとは単なる馴れ合いではない

純度が高く(自分自身に納得感の高い)やりがいのある成果目標を立て期限の成果を追う

公平で(情緒性・差別の排除)フラットな組織環境で管理することにより
Yes or No、褒める、叱るを明確に実行、お互いに認め合い育てあえる体制作り

●個々が時間と健康の管理を最低限のルールと心得る組織

資本は『人財』
QSTO.net worksの「資本」はいま当グループに集う社員 =人財

無駄な人財は一人もいない
組織は貴方を必要だから迎えている

一人が欠ければ、満足な会議は実施できない
一人が欠ければ、得たい成果は得られない
一人が遅れれば、全員の待っている時間は全て失われる
貴方が欠ければ 組織に お得意先に 家族に 損害が及ぶ

故に時間に遅れることはルール違反
故に健康を損なうことはルール違反

一人でも欠ければ、ベストパフォーマンスは為し得ない
一人で意識していても駄目、相互に時間と健康について、優しさと厳しさを持たねばならない

社員個々を性善説に基づき、社員個々に自立性と自律性を期待した組織を
社会人としての最低限のルールを「時間」「健康」の管理とすることで、無駄・無理のない効率的な社会参加を

明るく大きな声
健康一番
全てを良い方向に考える(プラス思考)ことが出来る心が 健康な人財を育む

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追記;この「在るべき組織」はいまから10年前の8月、日広の設立10周年を記念して、僕が当時のQSTO Networksグループに掲げた社訓です。

最も尊敬する経営者、出光佐三翁の人財論、
母校箕面高校の校訓「自主自律・和親協力」、
GMOインターネットのスピリットベンチャー宣言

などにインスパイアされて、自分なりに辿りついた【人と組織の在り方】を三行にまとめました。