いまの僕のアイデンティティ

2020年5月14日

ここ一週間、、、
ベストベンチャー100記念式典にて11/21のシンガポール進出セミナーの宣伝をしたり、
PerfumeのWorld Tour香港公演に随行したり、
AFA12にてTokyo Otaku Modeのブース運営に参画したりしつつ、
日々感じていたことを文字にしておきます。

09年春にPan Asia Partnersのパートナーを降りて(今も大株主だし、もちろん超応援してます)以降、いくつかの日本のスタートアップから、帰国→ジョインの機会提供やお声がけがあったわけです。
(・・そして、そのうちの何社かが今年上場しましたし、来年も何社か上場しそうです。)

つまり、ソーシャルがきそうだ!というアラートが東京方面から来た。
で実際、そうなる!と僕も思った。

しかし、絶対イケる、とそう思ったにもかかわらず、僕は09年、東京に帰らなかった。
実に合理的ではない、判断です。

シンガポールに留まり、日本人が創めるスタートアップに参画するという活動に集中することを決めたのです。
satisfaction guaranteed
Socialwire  (CrossCoop /@Press)
MJ Tokyo
Langrich
Duckbill Entertainment
などは、それ以降に資本と経営に参画することにした企業です。そしてまさに、加藤がここ2年唱えている『アジアのウミガメ』のロールモデルになってもらいたい会社たちです。

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ところが実際、、11月に入ってエニッシュやコロプラの上場が決まって、『やっぱりおいらは人生の選択を誤ったのかもしれない・・』とか少しよぎってしまっていたんです。(すいません)

今日11日、昨日同様に昼前にAFA12のTokyo Otaku Modeのブースに着いて勤労していたら、、ふと亀井くん(Tokyo Otaku Mode代表)から藪から棒に、
「あの加藤さん、、、僕アレすきなんですよ。 加藤さんがよく言ってる、あの『日本を外から揺さぶり、刺激を与える』っての。 よく使っています。」と。

えっ!そうなの。
!!!!なんかすごく嬉しいぞ。そんなふうに言って貰えると。

夕方になったころ、僕よりも前からシンガポールの現地採用のAくんがTokyo Otaku Modeのブースに来て、
「加藤さん、僕、24日の和僑アジア大会に行くんです。加藤さんのウミガメの講演が楽しみです」とわざわざ言いにきてくれました。

えっ!そんな、ありがとう!。
でも「若者よ、アジアのウミガメになれ」に書いてることを喋るだけだよぅ。いいのかなぁ。

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今年2012年は年初から、26年来の師匠筋である真田哲弥率いるソーシャルゲーム会社KLabのシンガポール展開=世界進出に参画することが決まったことで、
ある意味でシンガポール移住以降3年半の(気持ちの)折返しを迎えることが出来ました。

なぜなら、僕が08年9月、真田さんにシンガポール移住の報告に行ったとき、僕は彼からはっきりと「なぜそんなとこに行くのか、意味わかんない」と言われちゃってたからです。
だからその真田さんが、シンガポールからの次ステップを決めてくれたことが、僕にはとっても大きかったのです。

確かに2009年の夏に、ソーシャルの波に乗るべく、東京に引返していたら、今ごろ上場企業の役員だったかもしれない、キャピタルゲインがっつりだったかもしれない。

でも、あのとき東京に戻っていたら、僕はシンガポールの日本人起業にはまったく参画できなかったし、ウミガメを書くことも唱えることも出来なかったのだ。
そしてなにより去年2011年の世界一周を含め、いまのアジアを駆け巡る日常生活にはなっていなかったのだ。
すなわち
亀井くんやAくんに刺激を与えることも出来なかった、のだと気付きました。

今月末には クロスコープの、ジャカルタの第二拠点も去年の世界一周で決めたデリー/グルガオン拠点も 営業を開始します。
参画している企業各社の、次の資金調達段階の目途も繋がってきました。

今日『日本を外から揺さぶり、刺激を与える』ことこそ、いまの僕のアイデンティティなんだ!って、亀井くんに教えてもらいました。

上場益なんてうらやましいww けど、来年も挑戦を続けます。
よろしくお願いいたします。

思うに

Posted by ykatou