民法が改正されて「個人保証は原則禁止」になるんすか。なんか夢のようですね。
日広を創めてから当初の3年('92~'95)は、広告主は 成人向け電話情報サービスの会社、平たく言うとツーショットダイヤルの事業者のみをお得意先としていました。もっぱら様々な雑誌媒体(ほぼ全て成人誌)に差配していました。
95年になった頃から、徐々にご紹介やお得意先の別事業の広告出稿の作業も請けるようになっていきました。
大方はビデオやおもちゃの通販、水商売の販促、あとは新規事業のフランチャイジーの募集等でしたけど。
僕は基本、職業に貴賎なしのスタンス。
法に則っているのであれば、いわゆる社会悪も雇用をうみ、経済をつくっている一翼という考えなので、日広ではかなり幅広い広告主とお付き合いさせてもらいましたねぇ。
そして消費者金融。ちょいちょい営業も行ったと思います。大手じゃなくて、中小ていうか零細も結構あったかな。僕が創業期、会社の資金繰りでたいへん消費者金融さんにはお世話になっていたこともあり、勝手に親しみをもっていた業種でした。
2003年頃からは、今はなきCiti Financial Group(ディック、アイク)様からは毎月億単位の広告出稿を頂戴していたり。
一方で、いわゆる中小企業金融、商工ローンには営業に行きませんでした。
後に日広が大きくなって、たくさん営業職を抱えるようになってからも(基本的に)NG業種としてました。
なにかの拍子で営業くんが受注できちゃったときも、なんやかんやでフェードアウトに仕向けたり。
僕が商工ローンがね、嫌いだったんですよね。
中小企業を長くやってると、友人も、仲のいいお得意も、けっこう同じような立場のオーナー経営者が多くなってくるわけですが、やっぱごくたまに話題に出てくるのが連帯保証のネタでした。やったらやったで懊悩の日々が待ってるわけですよ。連帯にハンコ突いた側も突かせた側も。
ほんで、何人かは逝っちゃって、会社ごと自宅ごと持ってかれたこともありました。
断り切れず、止む無く、お付き合いせざるを得ないっていうシチュエーションあるんですよ。どーうしても、あるんですね。
僕も何度かそういう状況になっちゃうわけですけど、母親からいつも「連帯保証人にだけはなってはいけない」と戒められてこともありww、その戒め事を話題の引き合いにだしたりして、保証人は勘弁してもらって、その場でお金を貸したり、担保を頂いたりすることで、義理を果してきたんです。
もちろん、日広自身も連帯の連鎖でお取引先が突然吹っ飛んで、とりっぱぐれたことも何度かありましたねぇ。
そういえば、商工ローンに絡んだ辛い思い出がけっこうありますたわ。しばらく忘れてましたけど。
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・・・報道によると、120年ぶりに民法が大改正されるそうです。
* 民法「大改正」120年の歴史で初めて 個人保証は原則禁止、敷金は借り手に返す
http://www.j-cast.com/2014/09/14215277.html
難しいことはあんまりよく分かりませんけど、 中小企業融資で求められる個人保証を原則禁止 するそうです。連帯保証人がいなくなる!の?。「公証人の前で『保証人になる意思がある』と宣言して公正証書を作成した人」は例外として認められるってことで、、、このケースがけっこう残りそうですけど、それでもだいぶ減りそうですよね。
それは!大きなことだねぇ、ほんとに改正されたら。
僕らの時代から考えると、夢のようなことだと思う。
「なんとか、私個人の保証だけで勘弁してもらえませんか」ってお願いしてたんだもんね、みんな。隔世の感タプーリだな。