デリーの空港で｢ターミナル｣状態。ご迷惑おかけしました。
11月17日17時半すぎ、いまデリー近郊のグルガオンにあるレモンツリーホテルにチェックインしたところです。
デリーには4月末以来、今年二回目です。なんか来る直前になって知ったんだけど、前来たときから半年間空いていないと入れないのねインド。偶然だったけど危なかったです。
このタイミングでデリーに来たのは、以下の3つの目的。
・ 既にあるデリー近郊の日本料理店を巡回、
・ satisfaction guaranteedが22日～12月2日まで出店する、南部デリーのショッピングモールSelect City Walkの視察、
・ クロスコープ・デリーNCR 11月19日の開業パーティへの参加
期せずしてクロスコープ・デリーNCRのオープンとsatisfaction guaranteedの期間限定出店（これ、詳細は11月19日に発表します）が、同時にデリーでのアクションをとることになったわけですが、これはまったくの偶然です。 まぁつまりデリーにいろいろキテるってことですかね。
今回、初の搭乗となるエア・インディア。実はエコノミーが空いていませんでした。仕方なくビジネスで往復（席は先頭に6席だけ。こんな感じ）しましたが、総額で1300シンガポールドル弱だったので、シンガポール航空のエコノミーと同じくらいの値段です。
朝、7時半。シンガポールチャンギ空港のプレミア・チェックインカウンターには、6人働いていましたけど、全員ヒマそうでした。AI381便は、朝9時15分のフライトです。
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機内にて6時間…二時間半の時差をまき戻して、インド時間12時45分。
デリー、インディラ・ガンディー空港。タラップ降りて、空港内バスへ。
飛行機ではリムさんのシナリオ読んだりして、ゆっくりできたなぁ・・なんて考えながらぼんやりバスに乗ったのですが、さすがにエコノミーが満席だっただけにバスは２台とも満員。
トイレに寄ってから、前回同様にアライバル・ビザ（日本人は、都度ビザが必要。デリーでは空港内でビザが60USドルで購入できる）のカウンターへ。
あれ？
ショルダーバックの前ポケットのファスナーが開いてる。 いつからだっけ。
あれれ？
そこに入れたはずの、パスポートが・・・ない。
えっ！！？？ さっきまで機内で、増やしたばかりのページとか見てたのに。
焦って、ショルダーバックをひっくり返して、入っているもの全て出したのですけど、どこにもない。
パスポートがない。えー！！
急いで、バス乗り場のほうに戻ったのですけど、当然飛行機にほうにはいけない。空港内バスに乗せてもらってさっきまで乗っていたAI381に連れていってもらいました。機内に入って、自分のいた席のあたりを捜すつもりだったのですけど、飛行機の近くには寄れたものの、機内には入れず。
エアインディアのグランドスタッフに機内捜索してもらいましたが、自分の席のあたりには見つからず。
焦ってきました。
空港内バスに乗ってきた道を戻り、トイレ含めて、さっき歩いてきたコースを再び下を見ながら歩くものの・・・見当たらない。
対応してくれていたエア・インディアの地上係員さんはすぐに出てくると思っていたようなのですが、手荷物・カバンをひっくり返しても出て来ないので、遂に ｢大使館に電話して｣と。
今日は土曜日。在シンガポール日本大使館にお電話してもトーゼン留守番電話です。
自動音声で｢人命に関わるなど緊急の御用の場合は５を｣と流れたところで、５をプッシュ。
事情を一通り説明したら、受話器の向こうで
｢空港に着いたのに、入国は出来てない。これは非常に困った事態となりました。このようなケースの場合、このまま日本に送還になるのですが、加藤さんはシンガポールから来たシンガポール居住者ですよね。シンガポールが受け入れてくれるかどうか・・・。｣
（えっ！）
｢とにかく、今日は土曜日で、ここは緊急ダイヤルで、別の場所に転送されているんですね。状況からして、私どもではなく在インドの日本大使館の対応となると思いますので、まず連絡を取って対応を決めて、こちらからお電話いたします。｣
これは、、、まさに、あのトム ハンクスの｢ターミナル｣状態。
ひょっとしたら明後日（月曜日）の在インド大使館の操業まで、僕は空港の中で連絡を待っていなくてはならないのかも・・・。
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とにかく、まず今日明日の予定の方々に連絡しないと・・。僕はｉPhoneからメールを打ちました。
｢明日と明後日の視察、明後日のパーティ参加をたいへん楽しみにしていたのですけど、諦めざるを得ないかもしれません。
我がことながら、にわかに信じがたいのですが、パスポートを紛失いたしました。
確かに持って乗っていた飛行機のタラップを降りてから、空港内バスに乗って、イミグレーションに着くまでの間にカバンの後ろポケットから抜き取られたようです。まったく情けない話です。
いまようやく、在シンガポール 日本大使館のホットラインの方と電話が繋がりました。
強制送還は普通、日本行きだそうですが、シンガポール在住なので、シンガポールに帰してもらえるか、頑張るとかいわれました。
うーむ、どうもデリーの土は踏めそうにありません。
いま、デリー空港のなかで、在ニューデリーの日本大使館の人からの、折り返し電話をまっているというトホホな状況です。
いずれにせよ、明日明後日の予定はすべて諦めざるを得ない可能性がかなり大きくなっております。
マジで大失策で、まことに申し訳ありません。 ・・・
庄子さん、またご連絡しますが、おそらくクロスコープのオープニングパーティには参加できません…。すいません。
自分がこのあとどうなるものか、わかりませんが、また続報を入れます。宜しくお願いします。｣
16時。僕はまだインディラガンディー空港の中、エアインディアの乗換カウンターのところにいました。もうここに来て二時間は経ったでしょうか。
座って、日本大使館の方からの電話を待っています。
いやぁ『十年に一度あるかないかの珍事態を起こしてしまいました。命の危険はないのですが、ここにきて大幅にズッコケました。関係各位申し訳ありません。また続報します。』とかtwitterやFacebookに書いたりして。
（このまま、成田に送り返されるほか、ないのかなぁ・・・ほんとにいろんな方にご迷惑かけちゃうなぁ） とか考えたり・・・。
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16時45分。とつぜんこれまで対応してくれていた方とは別のエア・インディアの人が現れました。
『良かったね、あなたのパスポートが見つかったよ』
！！！！！ おおお、神さま、仏さま、ありがとう。
パスポートはやはり空港内バスの中で、しょっていた方ショルダーバックの前ポケットからすられていたようでした。
パスポート・ケースごと、預け入れ荷物が出てくるコーナーのあたりで置き去りなってたそうです。
ほんと鞄の前ポケット（たぶん開いたままになっていた）に大事なもの入れたまま、背負っちゃ駄目ですね。
そんな基本的なこと、ずっと気にしていたはずなのに、うっかりしていました。慣れないビジネスクラスとかに乗ってウカレていたせいでしょう。
関係各位及び在インド、在シンガポールの日本大使館のご対応いただいた方、お手数おかけしました。
明日からの視察、有意義なものにいたします！