クロスコープ シンガポール開業しました。/ソーシャルワイヤーの事業3 (前編)

 
08年7月、加藤は「日本の起業家のアジア進出に参加・支援する」という新たなミッションを果たすために、シンガポールに移りました。

そして昨10年7月、ソーシャルワイヤー(旧社名;未来予想株式会社)の主要事業であるインキュベーションオフィス事業こそ、この目的を果たすために必要だ!という結論に至り、加藤が資本参加し役員に加わったのです。

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あれから一年、
わたしたちソーシャルワイヤー(旧社名;未来予想)グループは、日本で300名の起業家に利用頂いてる起業家のためのインキュベーションオフィスCROSS COOPの海外第一号拠点を、さる2011年7月1日、シンガポールの一等地のハイグレードビルにクロスコープをオープンさせることが出来ました。

運営会社CROSSCOOP SINGAPORE PTE.LTDは、大阪のプロパティ・マネジメント大手の日本アシスト様との合弁事業です。

このCROSS COOP Singapore|クロスコープ シンガポールは、シンガポール初の本格的な日系サービスオフィスです。

入居時かかる費用は、入会金(セットアップ料としてお部屋の利用料1ヶ月分)+お部屋の利用料1ヶ月分のみ。東京のクロスコープのような、フリーアドレスのシェアードオフィスは月1000Sドルで利用できますから、最初に2000Sドルで一等地にオフィスをもてます。申込書も日本語でおっけーです。

シンガポールに数多ある欧米系の競合企業との最大の違いは、1ヶ月から契約可能という点。例えば6ヶ月後にうまくいかず撤退する場合でも、数年契約のオフィスをかりていると、大きく違約金がかかります。
もちろん事業が急成長して大きなオフィスに移るときも同様のリスクがあります。このリスクが、ない!というのは大きいでしょう。

当初は日本から、シンガポールにそしてASEANに進出を進めようとしている多くの日本企業が顧客の中心となりそうですが、今後はぜひシンガポールに本拠地を置く、シンガポーリアンによる、そして日本人によるスタートアップ企業(Singapore Based Company) に多く入居してもらいたい!と願っています。もちろん他アジア各国や欧米企業のASEAN進出拠点としても最適だと思います。

僕らはこの場を将来性のある企業やアントレプレナーが集まるシンガポールで一番熱い場にしたい!のです。

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インキュベーションオフィス事業|CROSS COOPにとって、初めての海外進出のパートナーに加藤が見出したのが、日本アシストさまそしてそのシンガポール法人NIHON ASSIST SINGAPORE PTE.LTDの代表を務める関泰二 氏です。

彼は、この4月まで勤めていたシンガポール政府機関であるIE Singaporeにて、シンガポール企業の対外進出(日本やその他の国へ)市場参入の支援をしてきました。クロスコープ・シンガポールにご入居頂く企業様には、その彼の豊富なノウハウで厚いサポートが出来るのではないか、と思っています。

そして私たちは、日本のクロスコープ同様…それ以上に、入居する企業どうしが互いにシナジーを出せるような場所、新しいビジネスを創造できる場所、そこに行けば何かあるというワクワクする場所、にしたい、と願っています。

だからこそ、企業規模、業種、業態ということでなく、熱意と競争力のあるサービスや技術がある企業に是非ご入居頂きたいんですね。

ビジネスを拡大したい企業、そして、日本にだけに埋もれていてはもったいないユニークな技術やサービスを持つ企業の成長を支援することが目的。外の関係構築はご希望あれば、関さんがw 相談に乗ってくれるでしょう。

東南アジアで成長したい企業をとりまく必要な情報、人など、いろんな資源が集まる場。その真髄はすなわち「ECOシステム」を構築することにあるのです。

私たちは、このクロスコープから、東南アジア市場への参入をしやすくすることができると考えています。もちろんシンガポールで会社をおこしても(シンガポールに会社を作ること自体は非常に簡単です)そこで継続していくことがやさしくないのは重々承知です。

だからこそいろいろな情報やノウハウが集まるだろうクロスコープ シンガポールの価値がだせる、と思っているのです。

(以上、関ちんの想いが一杯詰まったtwitterの過去ログから勝手に再構成させていただきました。)

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事業開始時点での常勤スタッフは、
創業間もない時期からソーシャルワイヤー(旧社名;未来予想)の代表をつとめ、10年に及ぶクロスコープの運営を知り尽くしている代表庄子素史。
完璧な日本語を操り日本企業で長い経験を持つベトナム出身のAnh。
世界中のホテルサービス業で多くの経験を持つ韓国出身のSammy。
関ちんの前職元同僚(IE Singapore)で人事総務担当だったSG人のRoxanne。
そして、今回ご紹介した関泰二ちん!の5人体制。日本語、英語、中国語、ベトナム語、韓国語でのマルチリンガル対応ですYO!。

起業家の本拠地として、ASEAN進出の準備室やサテライトオフィスとしての一時利用、ASEAN全体を統括するヘッドオフィスとして日本のオフィスサービス品質とホスピタリティ水準で快適なサービスオフィスの環境をご提供します。

後編では、なぜクロスコープ シンガポールが、そんなにもシンガポールの 日本の(手前味噌ながらw)希望の星なのか!ということに更に触れていきたいと思います。