働くメンバーの誇り/遣り甲斐こそが、会社の生産性、成長力の普遍的な基盤

 

 

 

昨日はマニラから参画先YOYO深田洋輔さんが日帰りでシンガポールに来ており、僕もほぼ全行程でご一緒だった。

 

ブランチには11月から資本参画している鉄板割烹『けん司』にお招きし、投資家候補にプレゼンに行ってから、tccのオシャレ珈琲をご馳走し、LENSMODEの本社と物流センターを視察してもらった。前回の視察からは5〜6年ぶりだが、その間に移転してるので、新鮮だったと思う。

 

もちろんLENSMODE社はその間に売上も在庫規模も3倍以上になっているのだけど、物流センターで働いている従業員数や、お見せした作業ヤード面積(往時と違い、現在は在庫管理用のヤードと2フロアに分かれている)自体がほぼ変わっていないので、そういった意味で驚いてくれた。そう、この5年で物流センター内の自動化と機械化が劇的に進んだことで、この拠点での雇用人数は5年前の1.2倍にしか増えていない。

 

現在の物流センターはお客様への着荷タイムをより短くするために、空港の敷地内にある空輸貨物専用の保税地区内に移っており、一日3回成田と関空に向かう飛行機に直接!積み込んでいる。サイトには「平均7日前後」かかりますと書いてはいるが、実際月〜水あたりに発注してもらえれば、都心であれば2日で届くことも多いのだ。あまりに早く着くのでよくカスタマーサービスに「本当にシンガポールから送っているのか」という問い合わせがあるほどだ。

 

 

なので…最寄り駅から車でぶっ飛ばしても20分はかかる!という、シンガポールでも最も交通アクセスの悪いところにある。

 

前回、深田さんに来てもらったところがCBD(都心)から電車で10分程度の駅から徒歩4分だったことを考えると通勤利便は著しく悪くなっている。

にも拘わらず(ここは大いに自慢したいところなのだが)、いまLENSMODE本社および物流センターで働くメンバーの70%は勤続6年以上… 則ちほとんど辞めていないのである。それどころか、この5年で新たに増えたメンバーの半分以上がリファラル(メンバーからの紹介)だ。従業員の満足度、遣り甲斐を最重視した経営がここで効いている、と自負している。

 

 

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さて数年前にその存在を知って結構な影響をうけた、エチオピアのアレム女史の記事が日経ビジネスにでている。

 

* 動画ルポ・エチオピアから世界に靴を売る女性起業家:日経ビジネス 

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00019/042500045/  

 

おお、ここ2〜3年でとても事業規模が大きくなっている様子だな。  (LENSMODEも負けられないわ!)

アレムさんはあの頃と変わらず、雇用創造とエチオピアの地産品を使って、グローバルに市場を観る=外貨を獲得することを挙げている。ぶれていない。素晴らしい。

 

僕が検索でソールレベルズ社を知ったのは、そのころちょうど、参画先AGRIBUDDY北浦健伍さんとふたりして、カンボジアはシェムリアップを代表するお土産品である「アンコールクッキー」の資本のプロジェクトに仕事として取り組んでいたからだ。

 

「アンコールクッキー」は創業以来、シェムリアップでの雇用の創造とカンボジア地産の食材を使った良質なクッキーの生産に最大のこだわりと誇りを持っていた。

僕は新しい資本家を探すにあたって、その創業者の理念をしっかり継いでくださる方々でない、と持続可能性が低くなると考え、そこをご理解いただけるか否かを最重視して、いまの株主をみつけた。

http://www.angkorcookies.com/jp/company/company-aim.html  

 

同社はいまや90名、2店舗、3オフィスと大きく当初規模を拡大しているが、急成長を支えているのは、古くから勤めているメンバーたちだ。

 

 

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僕らはLENSMODEにて自動化、機械化を推進しており、もともと発送用の箱を折っていたり、入庫検品をやっていたメンバーは、いまや発注管理や機械保守に仕事内容が変わっている。

 

様々なメディアが報じているようにAIやITが進んで、多くの仕事がなくなっていく、というのは本当だろう。

 

だが、働くメンバーの誇り/遣り甲斐こそが、会社の生産性、成長力の普遍的な基盤である以上、経営者の手腕が雇用の創造性・安定継続力に問われるのは今後も変わらないと思う。

 

Posted by 加藤順彦ポール | comments(0) trackbacks(0)

阿波座のThe Sharper Imageで買った鼻毛カッター

 

 

バブルの頃、阿波座の交差点にF1に参戦していることがきっかけで知ったFootworkという運送会社が経営するThe Sharper Imageという大きなガラス張りの、とびきりお洒落なお店があった。

 

最初は、アメリカの上流階級の人々が生活を豊かにする(いま知ってる言葉で云うとQuality of Lifeの向上ってやつですかね。)べく買っている優れものの製品が並んでいる…とPopeyeに書いてあったから訪ねていったのだけれど、一度行って以来、すっかり気に入ってしまって、僕はリョーマの営業の合間にお店を覗いては、ときめいていたのだ。

 

そこに行くたびに、なんか近未来… 自分が豊かになったときのライフスタイルが垣間見える気がしていたのだった。

 

そして止せばいいのに、ちょいちょい買っていた。

へんな仕掛けのある時計とか、妙な小川のせせらぎ+ヒーリングミュージックのCDとかだ。

そのほとんどはよく考えなくても日常生活に要るものではなかったので、いつの間にか何処かへ行ってしまった。

 

 

でも、今でも手元にあるものが2点ある。思えば30年近くあることになる。

 

どっちもずいぶんと丈夫だ、と感心したので、このエントリを書いている。

 

一つは、仕事で初めてUSAに行くことになったときに買ったU型のトラベルネックピローだ。低反発な感触に驚いたので買ったやつ。…シンガポールに持ってきてて、いつの間にか家人が愛用している。

そもそも僕はネックピローは使わない。これをしたら首に汗をかいたので、これに限らず30年近く使ってない。

 

もう一つは、鼻毛カッターである。いつ買ったんだっけ。これとも長い付き合いだ。

そう…さっき何気なく使ったのだ。

 

 

「あ、これ阿波座のThe Sharper Imageで買ったやつだわ」と思いだしたから、今これを書いている。

でも30年で…使ったのは25回目くらいじゃないかと思う。つまりなんとなくずっと傍にあるだけだ。伸びた鼻毛はブラジリアンワックスで引き抜くほうが面白いしね。

 

 

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いつしか、FootworkもThe Sharper Imageも破綻していた。

あの阿波座のお店はいつ無くなったのだろうか。

 

The Sharper Image はテイストがかなり陳腐になってはいるが、ウェブサイト https://www.sharperimage.com/ にその面影を残している。

 

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