近大の医療チームが骨髄由来間葉系幹細胞の新しい老化メカニズムを発見ときいて

 

僕が昨2019年7月からご案内させていただいてる金太郎細胞は若く(20代)健康なロシア人ドナー(他家細胞)からの骨髄由来の間葉系幹細胞です。

 

先ごろ近畿大学の研究チームが再生医療に使われる骨髄由来の間葉系幹細胞の新しい老化メカニズムを発見した、というプレスリリースを発表されました。先ずはすばらしい内容なのでお目通しいただきたいです。

■ 再生医療に使われる骨髄間葉系幹細胞の新しい老化メカニズムを発
細胞老化を抑制するなど、再生医療技術の発展の可能性  近畿大学
https://research-er.jp/articles/view/86819

読むに、加齢によって劣化した間葉系幹細胞を再生医療に使うと、活性酸素の発生源となり…むしろ更なる老化に繋がるのではないか、とも読めると感じました。注目したい研究です。

日本においては、法制度によって、骨髄由来の他家間葉系幹細胞の点滴投与を行っている医院、クリニックはありません。

東京ですと、銀座、表参道に数多く…アンチエイジングを謳った間葉系幹細胞の点滴投与を販売しているクリニックは多いですが、そのすべてがご自身の細胞(自家細胞)を皮下脂肪から抽出し培養する間葉系幹細胞の点滴投与となっています。

しかし近畿大学のプレスリリースにも明記されていますが、遍く人間の体内にある間葉系幹細胞もまた、加齢によって機能劣化します。

これは避けられません。生物としての人間の生理であり、道理であり、運命です。
永遠の命はありません。

いっぽうで日ごろから健康管理こそが最も重要なタスクである、世界中のトップアスリートも間葉系幹細胞を用いたセルフトリートメントを、ご自身の健康管理に日常的に採り入れるようになりました。いまや常識となっています。

私自身は 20~30代のアスリートが自分自身の体から、間葉系幹細胞を抽出培養して、点滴投与するのは、体調の管理や健康の増強に大いに効果効力があると思います。
その最大の理由はドナー、すなわちご本人自身がまだ若いからです

逆に理解が困難なのは、日本でアンチエイジングをうたう多くのクリニックが50代~80代の顧客の体から細胞を採取し、そこから間葉系幹細胞を抽出培養していることです。

その間葉系幹細胞は加齢によって機能劣化しているものです。
しかもこのたびの近畿大学さんの研究発表によると【活性酸素の発生源】になり得ると思います。
それ大丈夫でしょうかね。

 

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北條元治先生が、「再生医療で「永遠の美」や「不老不死」は実現するか?専門医が解説」という記事を、AERAに寄稿されています。

いろいろなことが再確認できました。お時間あれば、ぜひこちらも
https://dot.asahi.com/dot/2020031000052.html?page=1