シンガポールもChinese New Year!2010
気がつけば2月も中旬ですが、今年の春節;Chinese New Year/初一は2月14日です。
毎年変わる太陰暦における1月1日(旧正月)。去年は1月26日だったのに、一年で20日以上ずれるなんて、何度か理屈を伺っていますが、いまだに腑には落ちていませーんww。
というわけで、シンガポールも先週末あたりから、すっかり慶祝・休日モードに入っています。お祝いの準備に余念がありません。
新年快楽(シンネンクワイラァ)
恭喜發財(ゴンシーファーツァイ)というのが、春節のご挨拶ですよ。
銀行いっても、ランチ食べに出ても、コンビニで買物しても、お店を出る際には紅包(アンパオ 旧正月に配りまくる赤い祝儀袋)はどっさりいただきます。これにお金(だいたい2~10Sドル札)いれて配りなさい!ということなんですな。
春節はシンガポールのみならず、中華圏の多くの国々(台湾、香港、韓国、マレーシア、ベトナムもちろん中国)も多くのお店は閉まっちゃうので、グルメ散策やショッピングにも向いていません。大晦日+三が日(今年は2/13-16)はすべて会社も学校も基本お休みでーす。
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さて
先日、投資先のお招きで、旧正月のお祝い会席に参加させていただいてきました。
会場はPark Royal Hotelの四川料理店 四川豆花飯荘(Si Chuan Dou Hua)。このブログ書いてて判ったんですけど 新丸ビルにも出店してたんですね。オススメです!。
ここで春節のプライベートディナーを頂いたのですが、運ばれるお料理がすべて、この1年の幸運招福の願いを込めたおめでたいものになっていて、日本のおせち料理に似てるなーと思いました。が・・食べ物にかけられている願いが「お金が儲かる」ものが大半だったのが、さすが中国らしい!なぁと感心したのですが・・ (;´∀`)
その会席の冒頭にて四川豆花飯荘名物の曲芸のお茶入れの直後に、「なんじゃこりゃ!」というシンガポールの奇習を体験したので(どの程度、伝わるか不安ですが)共有したいと思います。
「金銀三文魚生」!この料理は、四川豆花飯荘のホームページによると【運気上昇ローヘイ刺身サラダ】だそうです。
大皿の上に、お金に見立てた丸い帆立、出世魚の鰤、川を遡上する鮭という三種の刺身と、大根、人参、きゅうり、ネギ、赤ピーマン等の千切り+ナッツなどを混ぜて食べるという、それはまぁカラフルなサラダなのですが、、、。
宴席の開始とともに
円卓を囲んだ参加者全員がせーので長い箸をもって一斉にそれらサラダの具を「ローヘイ!ローヘイ!」と互いに笑顔で大声をあげながら、できるだけ高く高く箸を上げもって、具をすくい落とし、掻き混ぜあわせるという動作を繰り返すのです。
円卓のみんなで寄って集ってサラダを箸を高く上げながら混ぜるので、上げる途中でサラダが箸から少しずつ漏れ落ちますし、なるべく高い位置まで持ち上げて、願い事をしながら落とすのがポイントらしい(!!)ので、しばらくすると円卓に飛び散り、サラダというよりも、得体の知れない物体のようになります(・・笑)。
これが[福]と[富]を訪れるよう願いのこもったサラダということなんですが、、、見た目にもとても食べられたものではないのが凄かったです。
(またドレッシングは妙に甘酸っぱく、お世辞にも美味しいとはいえましぇん・・)
※ローヘイ;広東語 元来の意味は漁師が網を放って魚を引き上げる動作を表現
もちろんお料理は、この冒頭の縁起物サラダ以外はどれもたいへん美味しかったのですが、、、、会の中盤にはさらに奇習が!!
それは、中国のイッキコール、飲勝と書いて【ヤムセン】。
いや・・・単に一気にお酒を呑み干す、というだけなのですが、呑む本人及び周囲の人がかなり大声で『ヤムセン』と唱えるのです。で、ヤとムセンの間、出来るだけ息を続け長く伸ばした方が縁起が良いそうなんです。
だから、
「ヤ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ムセン」となります。その後、すぐイッキ呑み。
なんじゃそりゃ!でしょ。でも面白いんですよ。な~んか見てるだけでも。
シンガポールでは、春節はあちこちでこの縁起もの会食イベント+奇習!をやるそうでして、故に?この15日間の中華料理店は、どこも予約で一杯です。
いや~お目出度い。
日本もこれくらいバカバカしく新年でもなんでもお祝いした方が盛り上がるかなとか思いました。
いや真面目にww。