おはなしになる国
私が母国を出て移住した理由は、
日本を外から揺さぶり刺激を与える存在となること を目指さん と国外に軸足を移し活動しよう、 と思ったからですが
では何故、約束の地がシンガポールになったのか、ということを聞いてくださる方もけっこういます。
・ 成長ポテンシャルがいまだに高い
・ 安全 安心 (治安が世界一いい、という人も多い)
・ アジアの経済の要所となっている
・ 過ごしやすい気候と環境
などいくつかあるのですが 加藤個人にとって大きな理由として 英語がちゃんと喋れない人に優しい ということを挙げちゃいます。
シンガポールって国は実は480万人しか住んでいません。しかも居住者の1/4が外国籍の人です。
国土は700km平米と23区と同じ程度しかなく、国の人口密度はモナコの次に高いんです。つまり移動距離も短い。
そんな小さな国土に43年前にマレーシアから脱出した(主に)Chineseのみなさんが作った国がシンガポールです。
いまもここに暮らすひとの78%(ウィキペディアによると350万人)はChinese Singaporeansということです。
つまり43年前からシンガポールの公用語はEnglishなんですが、それを話しているのは大方Chineseの皆さんなんですね。だから彼らはMandarin(中国の公用語・官話 )ベースのルーツ言語も話しながらEnglishも話すんですよ。(うらやましい&かっこいい)
Englishしか話そうとしない人が大方のアメリカーン(日本人と同じ単一言語人)ばかりのニューヨークやロスでは、私のようなEnglishを多少しか話せない人類だと、まるで異星人かのように扱われた挙句、しまいには相手にされない、電話も途中で切られる、こともしばしばです。
いっぽうシンガポールはそういった背景(ChineseがEnglishを公用語としている)のおかげなのか 一時移住者が極めて多い からなのか分かりませんが、当方の英語がカタコトでも文法めちゃくちゃでも、懸命に解ろうとしてくれる姿勢を感じる方が多いんですよね。
だから一年くらい前、移住する場所としてシンガポールを真剣に考えたとき、外国暮らし初心者の私でも、英語がイマイチ全くな私にも 暮らしやすいのではないか、と思ったんですよ。
事実、そうでした。皆さん寛容なんですよねぇ。ありがとうございます。
でも 周りが英語が満足に聞き取れない、話せない状況を受け容れてくれているからといって、それに甘えてEnglishが身につかない のは大問題です、よね。
・・・・7月に東京から持ってきた英語の本がまったく進んでいない!!。
来月こそはじめよう。
昨晩は、英語の習得に毎週末の僅かな自由時間を毎4時間も充てている立派なマレーシア青年と宴席で一緒でした。そう、彼のような若者も英語喋れない私にフレンドリー。
みーんな最初から話せるわけじゃないんだよな。
彼のように みんなが努力して勉強して、公用語を身に着けてる国シンガポールで 私自身もおはなしできるようになりたいです。