ビッグ アイデアは啓示

4月20日すぎ、株式会社DONUTSに勤務する旧知の木村隆元さんから、出資先ラジオ大阪についての相談がありました。

大阪・関西万博2025が開幕して一週間。母を伴って訪れる6月17日の2か月前予約で「大阪ヘルスケアパビリオン」が当たったばかりでした。

与件は理解しました。

が、はてさて畑違いのラジオ大阪にどんな気持ちで取り組むべきなのか。4、5日けっこう考えたのです。

ゴールデンウィークに入る頃、

「そうか!。今の、或いは未来の大阪・関西の行政と政治について肯定的な姿勢の放送局を努めれば、そんな新しいラジオ大阪を応援してくれるリスナーとスポンサーはいるはずや。」と、雷が落ちたかのような「ビッグ アイデア」が降ってきました。

僕は東京の、いや日本中の放送局、新聞社の万博に対する執拗なまでのネガキャンと偏向報道に辟易としていました。残念なことに足元の大阪ですら「メタンガス」「2億円トイレ」などをネタに揶揄してました。赤字になったら大阪はどう責任をとるのだ!とワイドショー司会者らは批判していました。

シンガポールから、そんな状況に「ええ加減にせぇよ」と思っていたのです。

お告げというやつか。オグルヴィさん!

そうか。それやがな。そんなラジオ局を応援したいんやがな。

以降3カ月超、木村さんを話し相手にラジオ大阪の資本と経営の参画を巡り思考と議論に耽ることになりました。

いろいろありすぎました。でも、くじけずにビッグ アイデアの実現を夢想し、全集中の呼吸で取り組んだのです。

8月21日の臨時株主総会、臨時取締役会を迎えました。家業から出資し、自ら代表取締役となりました。同時に8年前から資本と経営に参画してきたVoiStock PTE.LTD、資本参画を機に番組を企画制作してくれる株式会社スレイプニル、そして新しいオフライン広告の創造にコミットしている株式会社ohpner、筆頭株主のDONUTSも増資に応じてくれました。

社風を変えることを知ってもらうために、物理的にロゴの色を赤から緑にしました。ラジオ大阪を知る方ならどなたが見ても気づくはず。

周波数の1314を読み替えた「いざ一新」は我ながら快心のアイデアとなりました。いま毎日、何度もこのフレーズが本放送で流れています。

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もうひとつ。この時点でリスナーと共に大阪・関西の未来を前向きに考える放送局となる姿勢を示すべき、と悟っていたのですけど、そのために世間様から観てわかりやすい象徴が必要と考えました。

そこで6月からあれこれと相談していたSAKISIRU新田哲史さんを通じてセットいただいたのが、9月18日の松井一郎さんとの会食です。

松井一郎さんは大阪府知事の吉村洋文さんの前任の知事であり、大阪市長の横山英幸さんの前任の市長です。この15年の大阪の道程を当事者として創ってきた方、まさにピッタリやと思い、ただ一度の機会!と覚悟して初対面に臨みました。

ラジオ大阪のご意見番としての番組ご出演をその場にて快諾いただきました。

閃いた「ビッグ アイデア」は、この先の関西の続きを、大阪の、兵庫の、奈良の、京都の続きを、地元メディアから前向きに発信すること。

ラジオ大阪は中央、関西によらず、民意を得て公明正当に選出された政権首班や首長の、為政者としての施策を、市井の人々と共に肯定的な姿勢で学べる識れるコンテンツを発信していくことで、リスナーの皆様に共感して頂けるカラーを出していくべきと考えたのです。

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この2週間の大阪・関西万博の大成功を経た閉幕(10月13日)と、連立政権の門出(10月21日)には本当にワクワクしました。これまでの15年の大阪の取り組みが大きく前に進みました。

しかしながら、一方であの万博へのいちゃもんどころではないほどの、報道機関による政権や大阪への攻撃があると推測しています。既に目に余るほどに其れは始まっています。僕は公共の電波を使用する放送局が特定の政党を支持したり、印象操作で貶めることはあってはならないと考えます。

10月1日のラジオ大阪のカラー変更を発表する日に番組コーナーのお知らせが間に合って良かったです。

 

「松井一郎のラジオ大大阪 いっちゃんええやん」をよろしくお願いします。