2度目の世界一周に行ってきました。備忘録

2023年10月10日

去る8月29日から9月30日までの33日間で10カ国/16フライト、ぐるっと地球を一周する旅に出ていました。

そう、12年前の…2011年4月~6月に行った世界周遊券(スターアライアンス)を再び購入して回ったのです。
 
前回の旅では、事前にブログで予定する目的地と日程を公開して、親友の鯉ちゃんと二人旅を続けつつ、『各地にて起業に挑んでいる日本人』に逢うのが大目的のひとつだったので、このブログやSNSでいろいろと募ったりしたのです。
■ 一周の日記リンク集  https://katou.jp/?eid=301

 

今回は、各地各地を親族や長年親しくしている仲間と都度集散して廻るのが目的だったこともあり、いまこうやって旅について書くのがまとめるのは初めてです。
 
実際には X 、facebook、instagramで道中の記録はほぼリアルタイムで遺しておいたので、ご関心がある方はぜひ追っかけてみてくださいませ。
特にXは観易い『まとめサイト twilog』があるので便利です。
  ■ 例:8月30日(2日目 羽田〜バンクーバーへ移動した日)   https://twilog.togetter.com/ykatou/date-230830
 
世界一周は
・バックパッカーの出で立ちで!(登山にでも行くのかってデカい背中の荷物)、
・基本、エコノミークラスで!(12年前はビジネスクラスの周遊券を買いました)、
・機中泊を増やし、滞在先を減らし、前回より10日短いプランで!(12年前は42日間でした)、
取り組みました。
いくつか理由はあるのですけど、いちばんは『もう出来ないことをやろう』と考えたのです。
僕も56歳になりました。12年前であれば普通に定年退職の歳です。身体もいうことを利かない機能が増えてきました(あんま若い人がやることはやってない)。
そんななかでこの先も経年していくなかで、もうやらない=できないだろうなってことが、体の負担が大きい バックパッカー/エコノミー/短期滞在で弾丸移動/機中泊多め スタイルだったので、それだ!と。
 
ちなみに、12年前のドル円は75円~80円でした。今回の行程では145円前後でしたので、日本の円の価値は45%引きに下がっています。
また今回は世界各地でインフレが起こっているタイミングであったこともあり、実際に遣った費用(特に宿の費用は前回の倍~3倍かかりました)は円で換算すると前回以上に掛かっています。…そんないい宿にあげてはいないんですけどね。円の価値が相対的に大きく下がったことを実感しました。

 
日程は
・北米行程  (8月29日~9月7日  母、娘、甥、弟と東京→バンクーバー→トロント→ニューヨーク行程)  
・南米行程  (9月7日~11日 じっくりめっこりブエノスアイレス滞在)
・南欧行程  (9月12日~16日  バルセロナ→アンドラ→サンセバスチャン→ドルドーニュ界隈をレンタカーでロードトリップ5日間)
・東アフリカ行程  (9月16日~24日  ルワンダ→タンザニア→ケニア をランドクルーザーをチャーターして7日間)
・インド行程  (9月25日~29日  ムンバイ→ニューデリー/グルガオン を2泊ずつ重点視察)
となりました。
  

今回の周遊は、6月に82歳を迎えた母を北米(東京1泊→バンクーバー2泊→トロント3泊→ニューヨーク3泊/機中3泊)に連れていくことを軸に日程を組みました。故にブエノスアイレス以降はその後の日程を嵌めていったものです。幸せなことに、運にも恵まれて、母は強行軍にもかからわず、大阪に帰りつくまで終始ご機嫌&元気に全ての行程を楽しんでくれました。ほんとうに良かったです。

(毎日、母とバンクーバー、トロント、ニューヨークの市街地をてくてく歩きました!)

2019年9月に金太郎細胞点滴を受けた母は、新型コロナウィルス禍の間は箕面の実家でひとり暮らしでした。

その間の体力や好奇心の減退を心配していたのですけど、昨年9月にシンガポールに招いた際に、3日間でシンガポールを隅々まで6万5000歩も私と共に歩いてくれました。

この事実を嬉しくも頼もしく受け止めた私は、いまのうちに!ということで娘のトロント大学の始業にあわせ、今般の行程をたて、実行に移したのです。

母が成人を迎えた孫2人(娘と甥)と共に、元気にバンクーバーのレンズモードのオフィス、トロント大学のキャンパス、ナイアガラの滝、ニューヨークのタイムズスクエアや五番街などを歩けたことは、僕にとっても弟にとっても、感慨深いものでした。まさに今しかないという思いでやり遂げた達成感を感じています。

 

ブエノス・アイレスについてはあまりに思うことがあり、ここには納められませんが、とにかく百聞は一見に如かず。ということです。下記の外も幾つか所感をXに記していますので良かったらごらんください。

南欧ロードトリップもご一緒した吉田和充さん大﨑章弘さんのお陰で、充実して楽しかったです。サンセバスチャンの食べ歩きはまた必ず行きたいと思います。レンタカーでぐるぐるとヨーロッパを巡るってのは素晴らしい娯楽です。
 

東アフリカでは、今年15周年を迎えた参画先AAICが10年がかりで支援してきた投資先OSTIの農園(ルワンダナッツカンパニー、タンザニアTANJA) を見て回りました。壮大な光景を目の当たりにし、この先の人生観に大きな影響が!。マカダミアナッツ・コーヒーの栽培、加工、製品流通はもちろんですが、2000ヘクタールの敷地にどんな未来を作っていくのか、老後の楽しみの軸が出来ました。
 
インドでは、初めて行ったムンバイには関泰二さんと、11年ぶりに訪ねたニューデリー/グルガオンには山本まさくんと廻りました。お二人とたくさんのお話しが出来たことがなによりでした。

 

ご承知のとおり、僕自身は12年前の世界一周が契機となって、心と気持ちに羽が生えたのか、以来は毎年(新コロ禍の2020年21年除く)1/3はシンガポールでも東京でもないところに赴いてきました。去年4月~今年の4月でバルセロナに合計8週間もいたり、とかww。
なので一周といっても、今回は日常の延長のような取り組み(バックパックは担いだことなかったけど)で、12年前のようなある種の悲壮感を伴う「一大事」感や覚悟はまーったくなかったのでした。やっぱ何事も最初がエポックメーキングやね。
この先も僕は、己の老化の様子と都度なかよくしながら、人生の旅を続けていきます。むしろ、そんなことがよく自覚できた一周になった気がします。
(ニューヨークの地下鉄で。)
追伸:
世界を回ってきましたけど、基本的にクレカと米ドルだけで問題なかったです。つか10カ国どこもそれだけで事足りました。敢えて現地通貨使ってみたのは、カナダ(CAD)スペイン、フランス(EUR)、インドくらいでした。もちろん僕自身はビットコインが勝つと信じてます。