小さい会社が勝つ方法 ランチェスター=正攻法
戦争というものをはじめて定量的、数学的かつ統計的に説明したのがF・W・ランチェスターさんだそうです。
それまでの理論は、戦争を思想、哲学、観念など定性的にしか捉えていませんでした。ランチェスターさんによって初めて戦争が科学的に説明されたんです。
この軍事戦略理論「ランチェスターの法則」を礎にして、戦後の日本で田岡信夫さんによって企業間の販売競争に勝ち残るための、販売競争の理論と実務体系として構築されたのが「ランチェスター戦略」です。
・・・・・・・・ということを僕に教えてくれたのは、
僕が大学を出たか出ないかの端境期に、当時リョーマで取り組んでいた某商社でのミッションにて知り合った福永雅文さんです。
ご一緒に取り組んだ某商社や某新聞社の仕事はあまり実にはなりませんでしたが、一方で公私共に親しくさせていただいた加藤は、その後の95年9月、福永さんの栄えある挙式の司会(生まれて初めての結婚式司会でしたぁ・・・)に抜擢していただき、難なく(?)こなしました。
その後、加藤がテレビのお見合い番組のドタキャン対応の代打に借り出される羽目になり、逆に推薦人(ひとり応援団)をお願いし、一緒にテレビに出てもらったりもしました。
彼はその頃、ランチェスター戦略と出会い、本格的な勉強と実戦での応用を進め、99年に独立コンサルタントとして起業しています。
そしてNPOランチェスター協会インストラクターに認定され、01年には戦国マーケティング株式会社を設立し現在に至っています。
(現在はNPOランチェスター協会の理事・研修部長に就任されています!)
今日も福永さんは小が大に勝つ「弱者逆転」を己の使命とし、ランチェスター戦略を中心に戦略の必要性を普及啓蒙しています。
著書やメルマガ(まぐまぐ殿堂入り)を執筆し、公開セミナーのセミナー講師など、八面六臂の活躍で情報発信し続けています。
これまでも小さい会社が大企業に勝つために多くの企業が、ランチェスター戦略を学び、応用して実戦(実践)してきたのです。
私自身もいくつかの中小ベンチャー企業を20年営んできました。
加藤も福永さんを通じて、2000年にランチェスター戦略を知り、以来ときどきに自分の 会社の 置かれた立ち位置をトレースしては己の次の行動を決める参考としてきました。
さて
ランチェスター戦略はビジネスにおける共通言語だ!と唱えている、そんな福ちゃん もとい 福永雅文さんが、ランチェスター戦略を初めての人でも分かりやすく具体的に理解できるようにと、マンガという日本の優れた表現手法を使って、
局地戦
一点集中主義
差別化
接近戦
No.1主義
という、ランチェスター戦略を代表する大切な共通言語を理解するため、5つの物語を載せたコミックを上梓されました。面白い!分かり易い!!ので読んでみてください。
日本の多くの企業は厚い内需に依存し、箱庭ガラパゴス鎖国のぬるま湯に肩まで浸かり、ビジネスの大原則である「弱肉強食」という現実にこれまで眼をつぶってきました。
しかし
じりじりと顕在化してきたグローバル経済と少子高齢の進行という地盤沈下に加えて、世界同時金融危機という隕石が落ちたいま、日本の企業は地殻変動の事実を受け入れ、アジアの成長に企業の活路を見出すべき、待ったナシのタイミングを迎えていると思います。
損保業界だけではなく、あらゆる業界で大手による合従連衡が進み、弱小を淘汰していきます。もう仲良し業界を続ける猶予も余裕もありません。
日本という箱庭で一番の大手/老舗/磐石企業も、アジアの、世界のマーケットで見れば6位、10位、圏外ばかりです。
国内でのシェアに溺れ、戦うことを避けてきた会社にグローバル市場で勝つことは出来るのでしょうか。
ランチェスター戦略によると、、、、出来る♪
やり方次第で小であっても大に勝てる、と書いてあります。
(完全にネタばれだなー(^_^;)
ということで、ご一緒にアジアでランチェスター実戦をポジティブに楽しみましょう。
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