ゴマブックスの資本と経営に参画いたしました。

2020年5月14日

 

えー、わたくし加藤順彦はゴマブックスの資本と経営に参画いたしました
具体的には2013年7月に実施された、ゴマブックス株式会社の第三者割当増資に参画し、同時にシンガポールに新設した100%子会社であるGoma Books Asia Pte LtdのDirectorに就任いたしました。
ゴマブックスは、1988年7月21日、ごま書房の発刊する新書版の企画・編集を目的に株式会社ポケットブック社として設立されました。
その10年後の1998年 7月、経営状況が悪化したごま書房(その後、同社は株式会社センチュリー社に商号変更。2009年3月破産開始決定)の傘下を離れ、ゴマブックス株式会社に商号変更しています。
実は僕は過去に、2006年に一度、同社の第三者割当増資を引き受けています。500万円出資しました。
それまでは主に学習参考書や就職手引きなどのビジネス書を発行していた同社は、その増資の前後から『レインボーマジック』『しょこたん☆ぶろぐ』『ちびギャラ』『プロフェッショナル広報戦略』など、児童書からビジネス書、タレント本など意欲的な商品を手広く出版するようになっていきました。また合わせて『赤い糸』『もしもキミが。』など、ケータイ小説でのヒットも連発していました。その後、2009年1月期は年商32億3297万円を計上する実績を挙げています。
しかしながら、リーマンショックに伴う、日本全体に及んだ市場環境の悪化に伴い、業績不振により2009年9月に民事再生法の適用を東京地裁に申請し保全命令を受けました。その負債総額は38億2000万円にのぼりました。そして、私の持っていた株式もパーになっています。
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1195623_1588.html
再生スポンサーの支援のもとのリスタート以降は、09年には100人を大きく越えた社員従業員も3名まで減らし、捲土重来の再生を果たすべく、業務領域も大きく絞り、活動していきました。
特に翌2010年から取り組んでいる電子書籍関連の事業は、その後現在の当社の主要事業となるまで成長しました。
直近の実績としては、アマゾンkindle2013上半期ランキングベスト30にて、 1位を含む3作品がランクインするまでのプレゼンスとなっています。
http://japan.zdnet.com/release/30045334/
2013年3月11日に上梓した拙著「講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ」も、同月25日26日のアマゾンkindleのデイリーランキングにて総合1位となるなど、、、いまや紙の出版から電子書籍事業にほぼ完全に業態転換し、企業として収益化に成功してる日本でも稀な会社として生まれ変わったといえると自負しています。
新生ゴマブックスは、多くの皆さまにご迷惑をおかけした民事再生法の適用においては、4月30日に再生手続きを終了することができました。
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先般の加藤にとっては二度目となった同社の第三者割当における出資額は、一回目の5倍となる 2500万円まで奮発いたしました。
是非とも今度こそ、ゴマブックスに二十一世紀を代表する出版社となるべく、社会の公器となることを果たさせたいですし、失敗してもまた再挑戦が果たせるのだ!という、ロールモデルにしたいです。
そして、日本の電子書籍ベンチャーがどんどん海外の市場でも戦っていけることを証すためにも、、自ら資本に参画し、シンガポールにて海外事業統括会社を設立いたしました。
7月には、民事再生後、3人からはじまったメンバーの一人である赤井仁が代表取締役社長に就任しました。 (おめでとう!)
拙著ウミガメの編集を担当した取締役の横田靖など、多くの優秀な精鋭たちが新しいゴマブックスの成長に参画し、猫の目以上にめまぐるしくかわる電子書籍界隈の変化に対応すべく、日々スピード勝負の業務にまい進しております。 (一緒にデカい旗を立てよう!)
どうか、これからのゴマブックス、Goma Books Asia Pte Ltdの活躍にご期待ください。
いっちょアジアで、世界で、大きな成果をだしてやろう!と誓っております。はい。