YUYU Beautyの第三者割当増資実施とHAKOVOのエンジェルラウンド参画のご報告。

2020年5月14日

 

参画先YUYU Holdings Pte Ltd がこの度、初めての第三者割当増資を終えました。

6月から資金調達の動きを始めて、払い込みまで7ヶ月ちょい。まぁ、それくらいはかかかるだろな、と思ってはいましたが、やはり掛かりましたねぇ。

調達額は400.000USドル。同額ずつお引き受けいただいた先は両社ともに日系のベンチャーキャピタル様でした。

ご出資いただきまして、改めてありがとうございます。引き続き、がんばります。

 

2016年12月12日にシンガポールにて設立した同社。

当時はミャンマーのみで展開していたメイクとヘアアレンジの情報サービス YUYU Beauty運営会社の100%持ち株として設立いたしました。

FacebookページYUYU Beautyは、女性のメイクとヘアアレンジのハウトゥに特化した情報提供を行っています。

ミャンマー語で書かれた、このFacebookページにおいては、120万人を超えるフォロワー(2018年1月15日現在) https://www.facebook.com/yuyubeauty.myanmar/ が集まっています。

 

僕が参画当初に面白いな、と感じたのは、ミャンマーの状況にあわせ、ひとつひとつのヘアアレンジやメイクを【動画、写真、文字】3通りの表現で伝えているところでした。 が、2017年は急速にインフラの整備が進むヤンゴンなど都市部のフォロワーからの動画視聴の反応が伸びました。そこで、月を経るごとに、動画コンテンツを増やしていったという経緯がありました。

 

3月にはタイ語でのYUYU Beautyを開始。 https://www.facebook.com/yuyubeauty.thailand/

開業10か月で、Facebookページのフォロワーさんは14万人となっていますが、昨今では、ミャンマーとタイ、同じタイミングでアップした動画につく「いいね!」の数が拮抗することもあり、最近になってタイでYUYUを見つけてくれた方々とのエンゲージメントの強さを感じています。

 

これから調達した軍資金を使って、ライブコマースや他のASEAN国への展開をいたします。更なるアクションにご期待くださいませ。同社の轍、社長である赤星結花さんについて、そして不肖加藤の参画の経緯は、昨年1月の初紹介のエントリをご参照ください。 http://katou.jp/?eid=569

 

 

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もう一社、年の瀬になって、加藤自身が新規で資本参画したことを公表した会社がありますので、ここにご紹介しておきます。

 

このHAKOVO Pte Ltd https://www.hakovo.com/ は、ひとことでいうと海運におけるコンテナの空き荷スペースのシェアリングエコノミーを行う会社です。

 

2017年11~12月、僕もあわせて3人のエンジェルから総額で、800.000シンガポールドルの資金調達を行い、加藤はその最大のボリュームを担いました。昨年の新設で、開業間もない状況ではありますが、最初からけっこう大きな時価となっています。

 

このリリースは自社サイトのみの掲載で、際して広報活動は行っておらず、今のところ日本語では報じられていないので、まったく日本では認知されておりません。

同社ニュースリリース(英語):

HAKOVO Closes S$821,000 Angel Round Of Funding

https://www.hakovo.com/press-release-four/

 

もちろん加藤が出資するわけですから、その社長はアジアのウミガメを目指す日本人であります。

 

長年にわたり、あの!DHLの日本法人そしてシンガポール法人にて、常識外れのスーパーキャリアを積んでこられた赤穂谷隆之さん。もともとの馴れ初めは、2015年5月、不肖加藤とシンガポールの大物財界人との、ある雑誌でのインタビュー記事の制作を担当された、翻訳家である… 氏の奥様からのご推薦でお知り合いになりました。

 

そのとき彼の口から出てきた、、、そのHAKOVOの原型となっている閃きは、無邪気でストレート。いわゆる厨二病というかw… それ現実に出来たら凄いよね~(棒)系のアイデアでした。 しかしながら、そのまま空想夢想を現実にしてやろう!という彼の意志と迫力に背中を圧され、以降一年の間、何度となく二人して、シンガポールで大阪でテレカンで落ち合い、アイデアを現実にする方法について、議論してきました。

 

ところが、2017年に入ったあたりから、むしろぱったりと彼からの連絡が途絶えました。

「あれ?そういえば赤穂谷さん、最近はどうしたのかなぁ。まさかのフェードアウトw?。でもDHLは辞めちゃったよね。」

などと感じていた秋口になって、ひさしぶりに接触すると、なんと、彼はそのまま起業していました。そしてPSA unboXedに出資案件として既にHAKOVOを嵌め込んでいたのです。

 

同社は、世界一の船荷積み下ろし量を誇るシンガポールにおける国策企業であり、世界最大の港湾運営会社PSAインターナショナル(アジア、ヨーロッパ、アメリカの17カ国以上、30以上の港を運営)のコーポレートベンチャーキャピタルだ、というのです。たいへん驚いた僕は、改めて・・・赤穂谷さんの「思考を現実にする力」に感銘を受けました。そして、今回の出資に至ったわけです。

 

僕は、今回はDirectorとして名前は連ねていません。事業の理屈は解るものの・・あまりに国際海運・用船業界が…得意分野でなすぎるので、実務に於いては役に立てそうにないです。同社に関しては、今後は資本政策と赤穂谷さんの社内マネジメント界隈で微力を尽くせれば、と思っています。