新卒入社のAさんへの祝辞。

あと数日で49になる僕は、41のときにシンガポールに出てきた。

これからの中年期を如何に生きるのか・・・

考えた挙句の結論は、
若き起業家とともに実現する、 ということだった。

経年から多くのことを得てきた。

その得てきたことを、ASEANを舞台に若き日本人が起業する事業に、資本と経営の両面から参画することで活かしたい、と考えたのだ。

それから、もう8年が経とうとしている。

まだまだ半ばだが、遮二無二その道を歩んできたつもりだ。

いま僕は日々、この会社の社長と共に挑戦している伴走者の位置にいる。

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若者の最大の財産、資産、資本は 『若さ』 である。

あなたが若いが故に、
『若さゆえの過ち』
『若気の至り』 でほとんどのことは許される。

『からだが資本』 というのは、主に若者のことを指している。

僕は20代の日々、ずっととんでもない失敗を繰り返してきたが、ほとんど許されていた気がする。

いや、許されていた記憶がある。

許してもらえなかったことは忘れてしまっただけなのかもしれないが。

稼ぎが小さいこと、
無名であること、
実績がないこと、
経験がたりないこと、 を恥じる必要がない。それは当たり前なのだ。

夢があること、
欲があること、
生意気であること、
おそれを知らないこと、 を隠す必要がない。それが普通なのだ。

いまは多くの人が、社会が、あなたの価値がよくわからない。

ていうか、あなたのことはほとんど誰も知らない。

可能性しか感じない。すばらしいことだ。

しかもあなたが、ただ若いというだけで、そこには将来がある、という担保があるのだ。

おそれず挑んでほしい。

未だ何者でもないあなたは、失敗ですら得ることしかないのだ。

若きは力ぞ。

新しいスタート、おめでとう。