来年もAFA10でお逢いしましょう!

小生も企画に加わらせていただいたAFA09は、手前味噌ながら本当に楽しく有意義なイベントとなりました!。
今年のAFAでは、新たにビジネスセッションとしてAACも併催。日本のアニメーション業界のキーマンに加え、東南アジア一円からもプレゼンターの招聘が実現し、非常に内容の濃いカンファレンスに。
次回はますます日本発/アジア初のジャアニメーション統合型イベントとしての期待も高まるものと思われます。今後ともご期待下さい!そして日本のお皆様、2010年はぜひ!お越しください。

ここでは、AACでの角川さん、細田カントク、イマジ インターナショナルのチオン会長の実況tweetを再編集/サマライズしてご紹介いたします。
◆角川歴彦氏(角川ホールディングスCEO) キーノートスピーチ サマリ
・日本のアニメはターゲット物に3つのジャンルに分けられる。キッズ、ヤングアダルト、ファミリー向け
・近年の日本コンテンツのブレイクの要因はネットの動画共有(youtube.クランチ、ニコ動)やはりマネタイズが課題
創造→保護→活用のサイクルを創り出したい。05年に角川グループはアニメライツホルダーとして世界初のyoutubeとの提携。
・MAD動画の合法化プロセス。著作者を護る。日本発コンテンツの正しい生態系を確立したい。

◆細田守氏(アニメーション映画監督) 講演サマリ
・サマーウオーズ。インターネットのネットワークに対峙する、30人程の大家族が主役。ローカルとグローバルの対比
・なぜ今、家族をモチーフにしたのか。世界に起こる問題の根っこ。家族になるという経験
・21世紀になって、9.11以降、アクション映画をどうやって創るか、というアプローチが変わった。勧善懲悪、正義と悪役という対比にリアルが無くなった
日本の中だけでアニメ創ってると視野狭くなる。時かけは日本の高校生のためだけに創ったのに、作品が世界に出て、それに気付いた
・10年前と今とのちがい。ローカライズについて認識が変わった。契機はポケモン。同じ価値観の共有が可能である事が証明された

◆Phoon Chiong Kit氏(ASTROBOYを製作したイマジ インターナショナル会長) 講演サマリ
・鉄腕アトムをどう全世界市場向けにリモデルしたか、を解説。
・ASTROBOYは中国では興業的に成功。逆に米国、日本では失敗。
・セリフのローカライズには注力。中国ではもともと知名度が高かった。特に40歳以上に
・米国では知名度不足とハロウィン前後公開がたたった。子供向けにしては暴力シーンが多すぎ、ストーリー暗すぎた
・日本は興業失敗。評判も悪かった。アメリカナイズのモディファイも受け入れられなかった

この他にも、プロダクションIG 石川社長、電通杉山恒太郎常務、ダニーチュー氏、クランチロールKKのVince社長などによるスピーチとプレゼンテーションが続きました!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回のAFAでは、中川親娘とご一緒だったのですが、なんと今回も昨年に続き、世界一有名な日本人である水井一郎アニキとも3日間ご一緒させてもらいました。最終日夜のカラオケでは、ご本人熱唱の最新曲「鬼の歳三」のノリの良さに驚愕!試聴して↑くらさい!