【現在進行形】RollingJPNの秋ツアーをやっております。

シンガポールにて2011年からHR事業を営むSMS247 PTE LTDの新規事業として、当初はシンガポール/マレーシアの富裕層サイクリストを対象とした、日本でのサイクルツーリズムメンバーシップRollingJPN を今年2025年より事業開始しました。

最初のキッカケは、CEO築野さんがシンガポールに14年生きてる間(うち4年は加藤と合宿生活)に、現地のサイクリングサークルに参加して、毎週末のようにツーリングに出ていたことでした。

 

2020年から共に暮らしてた僕は、みるみるうちにマンションのなかに増えていく自転車と部品たちを、なかば呆気にとられつつ、その様子を眺めていたのです。最も多い時期は3LDKのなかに15台はあったと思います。とにかくカチャカチャばらしたり、くっつけたりが好きというか、あれですね、バイクいじりみたいな。

 

一昨年2023年2月、築野さんから『実はこんなことを考えていて』とシェアされたのが、訪日サイクリストのためのガイドサイトRolling Japanでした。
『へぇなるほど、こんなの作ってたんね。』
びっしりと英語で書きこまれたそのウェブサイトには、日本各地域の特徴とモデルのロードマップが示されていました。
『ほうほう、ほんでこれはどうやって儲かるの?』

 

僕らはそれから幾夜も議論を繰り返し、
・訪日サイクリストのためのホスピタリティ事業 (アゴアシ手配、伴走、自転車搬送配送)
・折畳み自転車のパーツメーカー事業
という、ふたつの事業に辿り着きました。

 

2024年8月、築野さんはシンガポールから大量の自転車と共に日本へ14年ぶりに本帰国しました。
そして丸1グループの新たな本拠地となる燕三条に仕事と生活の拠点を移したのです。以降もSMS247のHR事業は、築野さんが日本からハンドリングを続けています。

 

ホスピタリティ事業は、燕三条で2020年から不動産関連事業を行っているサンクチュアリ株式会社が旅行業(第3種)を取得して、SMS247 PTE LTDが展開するメンバーシップサービスRollingJPNと協業して行っていく、ことになりました。

 

パーツメーカー事業は、僕個人の2011年からの資本/経営の参画先であるダックビル・エンタテイメント(シンガポール&日本)を、丸1グループとして全株取得、同社を燕三条に移し事業化することにしました。パーツブランドはMitsuohriとなったので、日本法人はミツオリ株式会社へ社名変更いたしました。

一年間の準備の果て、今年4月5月に3つの団体ツアーにて、のべ74名のサイクリスト(全員、自前の自転車をシンガポールから持参)をシンガポールから迎え、瀬戸内 しまなみ海道 徳島(関空での入出国)、長野 新潟(成田での入出国)を走りきることができました。
アクシデントや見込み違いもさまざまあり、会社としては最終赤字にはなりましたが、大きな手応えがありました。

そして昨日10月11日から、RollingJPNの秋ツアーが始まりました。5つのグループがそれぞれ信越のサイクリングロードを8日~9日かけて巡ります。今回はグループを小さく(8~14名)して、より行く先々ではより小規模な宿、料理屋を廻る行程としました。春ツアーの反省点を踏まえて、お客様の満足度を大きく高める、事業としてちゃんと利益を出すための工夫をさまざま施しているので、今回こそ利益が出せると踏んでいます。

 

丸1グループは10月に創業80周年を迎えました。グループのスローガンは 『産興一丸』。一丸となって産業を生み出す、という理想です。

 

80周年を機としてグループの総本部を三条市嘉坪川に設置いたしました。SMS247、サンクチュアリ、ミツオリ。丸1グループのヒトモノカネを燕三条に集中することで、これまで以上に大きな価値創造を目指していきます。宜しくお願いいたします。