幹細胞培養上清液、エクソソームおよび幹細胞化粧品と金太郎細胞の違い
ここ15年ほど、日常の僕はシンガポールにてコンタクトレンズの越境ECの会社LENSMODE PTE.LTDを営んでおり、日々の糧を得ています。加えて4年半前からは家業 丸1グループの持株会社ToGEAR PTE.LTD.にて、他家骨髄由来の間葉系幹細胞である金太郎細胞をご案内する事業も行っています。いろいろやってるように見えるかもですが、生計はこの2つの商いが礎です。
さて幾度か金太郎細胞点滴をご用命頂いている或るご夫妻より『最近よく聞く、幹細胞培養上清液、幹細胞化粧品ってなんなんですか』というご質問を頂きました。この種のご質問はよく頂いておりますのでお伝えしたいと存じます。
先ず結論を書きます。
金太郎細胞=間葉系幹細胞、は生きてる(=身体中で活きてあらゆる細胞の分裂、再生を促す)細胞です。培養上清液は、「栄養分」です。
(ToGEARがご案内している金太郎細胞を含む)間葉系幹細胞を培養すると、幹細胞は栄養素や成長因子などの様々な物質を分泌します。培養液から細胞やその他沈殿する物質を取り除いたものを「上清液」と言います。
日本では再生医療関連法上、治療に使用できない金太郎細胞とは異なり、培養上清液は同法の対象外となるため自由診療下において点滴投与や患部への局所注射が可能となります。
すなわち、意味としては
・(いわゆる)ニンニク注射
・高濃度ビタミン点滴
・或いは、ユンケル黄帝液の高いやつ
と同様に ”カンフル剤的な栄養” ととらまえていただければと存じます。
さっきバス停に5時間保つ!ってエナジードリンクの広告が貼ってありました。そういうことですね。
従いまして点滴すると、スカッとしたり、元気になったりします。僕も体感を得るために、何度か注射や点滴をしております。はい、効きました。都内だとだいたい1回20~30万円くらいのようです。
金太郎細胞(若く健康な20代ドナーの骨髄から抽出した間葉系幹細胞/1回 3億個)は点滴に混ざって、お客様の体内に入ったその時から、身体のなかで生きて約2~3ヶ月間、自律的にめいっぱい全身の再生を必要とする細胞に働きます。
金太郎細胞自体はその後、便などと共に排泄されますが、 その間に点滴以降にお客様ご自身の体内に(骨髄から)生まれる新しい幹細胞に対して、金太郎細胞が元気な間葉系幹細胞の範たる振舞いを示すことで、若かりし頃の己の幹細胞の役割・機能を呼び覚まし、それぞれが『若返る』ことで、その効果効能は健康な方であれば1~3年は継続します。そこが生きた間葉系幹細胞そのものを点滴投与することとの大きな違いなのです。
金太郎細胞の製造元である株式会社金太郎Cells Powerも、金太郎細胞の培養に使ったあとの栄養分を「金太郎細胞 培養上清液」として、日本国内の美容クリニック等に対して販売をしています。
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ここ4~5年は、このヒト幹細胞の培養のために使った栄養分=間葉系幹細胞の培養上清液を美容液、乳液に混ぜた化粧品も数多く増えてますよね。Diorなど国際的な化粧品ブランドも競って発売しています。”幹細胞”化粧品とはっきりウリ文句になってるものをたくさんあります。
間葉系幹細胞に限らず、あらゆる細胞は環境を失うと、すぐに死んでしまいますが、 栄養は死なない!ので、混ぜてもいいのです。 逆に幹細胞そのものを化粧品の製造時に混ぜても、幹細胞は直ぐに死んじゃいますよ。
でも!間葉系幹細胞の培養上清液、それなりにしっかりと意味があるのです。良いと思います。
更に、直近ではエクソソームという言葉もよく聞くようになりました。 エクソソームは培養上清液の一部です。上清液の中から、生理活性物質の一つであるエクソソームのみを抽出したものが、エクソソーム液。 金太郎Cells Powerのスタンスでは、生理活性物質を複合的(エクソソームやサイトカイン等)に使用したほうが効果的と考えています。
しかしエクソソームで新たなビジネスモデルを引き出している先生や関係者の中には、エクソソーム単体(または、高濃度エクソソーム)で十分。むしろそれの方が良いと豪語されてる方もおられます。
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このブログとは別に金太郎細胞点滴のご案内サイトにて、コラムやお知らせもここ数年書いてます。https://www.kintaromsc.com/category/news/ 上記は昨日アップした「幹細胞ニュースVol.018」からの一部転載です。他のコラムはここには転載したことはないので、もし金太郎細胞にご関心あらば、そちらも是非ご一読くださいませ。