車両内放送について思う

早朝に帰国し、まっすぐ青山に帰ってきました。

私はプラレールに夢中になっていた頃から電車が好きで、いろいろな国で移動するときも時間に余裕があれば電車に乗るようにしています。

切符の買い方や乗換えなど、それぞれの国で仕組みが違い、さまざま疑問質問は湧いてくるのですが、なんせコトバが通じないので駅や車両の案内板や標識を頼りにしています。(もちろん交通広告見るのも楽しいです)

一方で異邦人の立場でみると、日本の鉄道の発信する情報量の多さと分かり難さは大問題です。
駅構内も車両内も看板・標識多すぎ。広告も多すぎ(笑)。
どれを見たらいいのか分かりにくい。しかも日本語でしか書いてないものが多い。

車両内のアナウンスも畳み掛けるように
「足元にご注意ください」
「お年寄りや体の不自由な方に席を譲りましょう」
「網棚の上に雑誌や新聞をおかないでください」
「発車前の駆け込み乗車は大変危険です」
「携帯電話はマナーモードにし、優先座席の近くでは・・・」
「不審物を見かけたらお近くの駅係員に」
「丸の内線、都営新宿線、都営大江戸線、なんとか線・・・はお乗換です」
「次は麻布十番。DHC前です」(あ、こりゃ広告か)
「次は品川シーサイド 楽天タワー前です」(これは駅名買収か)

駅と駅の間ずっ~と喋っています。しかもほとんど全部日本語だけ。間違いなく世界一、車両内放送が多い国でしょう。エンドレステープのような繰り返しばかりですが。

Visit JAPANキャンペーンも観光庁の創設も大事ですが、ほんとに外国の皆さんに日本に来ていただきたいのであれば、毎日乗っている日本人でなく、はじめて日本の電車に乗っているよなVisitersのために「日本の歩き方」諸事分かり易く案内するべきでしょう。
たとえ同じよな隣人配慮・マナーの啓蒙であっても英語や中国語で流せば、日本人のヒアリング教育にもなるぞ。

かく云う私も異国の地から帰還し、かの地の記憶の中で比較できる間にしか、こういった違いには気づきません。

日常の凄まじい量の騒音雑音は、私の中で麻痺し無意識に遮音されているのです。

※まぁそれにしても成田と青山の間は遠すぎ。世界の先進国でこんなに都心と空港の時間距離がある国もないと思います。

思うに

Posted by ykatou