和僑アジア大会シンガポールで基調講演しますた 中編
そうそう、週末の和僑アジア大会シンガポールの模様がNHKでも報道されていますね。
■ 海外邦人結束しアジアで起業を
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
翌年2011年11月25日 第三回和僑アジア大会は中国上海のJADELINK HOTELにて行われました。
第四回大会の開催地に立候補していたシンガポール和僑会は神妙な面持ちで、和僑総会に参加いたしました。
・・・そして、こちらが第四回大会のシンガポール開催決定の瞬間!!
夜の懇親会も150人以上の大会食となり、たいへん盛り上がりました。
二次会はこんな感じの日式居酒屋だったのですが、ここにもまた、梅さんが現れていました…。当時の和僑総会の事務局長の高橋さんや、岩田さんと写真を撮ったりしていました。
翌26日、和僑アジア大会二日目のセッションには朝から200名以上の方が参席。
和僑アジア大会上海の基調講演は豪華二本立てでした。
まずは関西アーバン銀行もと会長の伊藤忠彦さん。
アジア新興国が伸びて、欧米先進国が不景気になっていく、という近未来ビジョン。実に興味深かったです。
「日本の景気は当面、決して良くならない」
「円高は当面続く」
「ナイジェリア50年前3000万人、いま二億弱。アフリカは何故、人口爆発しているのか。」 答え… 一夫多妻制だから。そうだったのか!
■ナイジェリアの人口推移データ http://www.jinko-watch.com/kuni/032.html
「ここ10年は世界のほぼすべての先進国新興国が、中国の経済成長に依存してきたという実情。このリスクは増大している。」
「2008年8月に太陽の黒点がゼロになった。変動期の到来。ここから10-20年、ますます激動期になる。リスクとオポチュニティがどんどんやってくる。」
危機と機会が背中合わせ、てまったくその通り。眼からウロコがごっそりと削げ落ちるかのような、素晴らしい講演でした。
基調講演第二幕は縄文アソシエイツ古田英明さん。
「ヘッドハンター、アジアを歩く? 和僑1000万人時代」 ワクワク
「日本人1.2億人の1%=120万人超がいまの海外にいる。かたや韓国5000万人弱の10%超=600万人がいま世界中にいる。題を1000万人としているのは、そういった思いから」
「キャリアはupではなくてdevelopmentするもの」
「これから企業や社会に必要とされるのは、人材ではなくて人物。人間としての器。」
人物をはかる方法。「怒らせてみる」「子どもの頃の話をしてもらう」…何千人、測って来た方のお話、すさまじい説得力。「人間的修養と生まれ育ち」 をみるとのことでした。
会場からの「日本人がどうすれば1000万人、外にでるようになるか」という質問に対しての、古田さんの回答は
「秘策はない」
「もっと不景気・断末魔になるとそうなるかな」
「一つあるとすれば、いま和僑の皆さんが受入体制をせっせとつくること」
やはりそうか!。僕は、まさにこのタイミングが、ジャカルタにクロスコープを開業したとき。 大きな自信に繋がったことは言うまでもありません。
〆のご挨拶では、人間は「育ちが大切。幼稚園の教育が基本」だと仰られました。
【挨拶をする、嘘をつかない、有難うを言う、後片付けをする、皆と楽しく遊ぶ、勇気を持って「ごめんなさい」を言う、同じことを何度も注意されない、逃げない。】
深い。深すぎる。
夜にイベントも大盛況!第三回和僑アジア大会in上海も大成功で大団円。
前年の沖縄に比肩するたいへん素晴らしいイベントだったと思います。