Japan As No3ですけど なにか

2020年5月14日

 
10年4-6月期のドル換算のGDP(国内総生産)で、遂に日本は中国に抜かれました。いよいよ「Japan As No3」が現実になったようですな。
大騒ぎになってる向きもあるけれどさ、まぁそれはもうかなり前から分っていたことなわけで。慌てず騒がず明るくいきたいものです。

足元の成長率鈍化は日本の地位が急落する前兆?

ただ、こちらの記事にもあるように、ここで注目すべきは日本の現状。

91年~92年にバブルが崩壊した後は20年もの間、経済は低迷。その間、少子高齢化などの問題が顕在化していることもあり、GDPはほぼ増加していません。つまりマクロでは就労者の給与も企業の収益も上昇していないということ。

この閉塞感を打破するには、、、そう『日本が伸びるアジアとともに成長する』しかない、と思い、不肖加藤も、日本を外から揺さぶり刺激を与えようと日々頑張っているわけでして。

ところで!この人口とGDPは密接な関係があるのです。マネックスの松本大さんのこちらの記事をお目通しください。

産業革命以前、世界のGDPは人口分布と一緒でした。個人消費が経済の大部分だったからです。17世紀は中国とインドで世界のGDPの3分の2を占めていました。

それが産業革命によって情報と技術が一部の欧米諸国に集中し、世界の富も中国やインドからこちらに一気に移動した。ところがインターネットが普及したことで、今度は情報も技術も世界中で格差が無くなった。結果として人口分布が再びGDPを決定する時代になると私は考えています。

これを言うと怒られそうだけど、中国が世界の経済大国になるのは、なにも中国が特別なことをしているというわけじゃなくて、単に人口がよそよりも多いというだけのこと。」 (本文よりママ抜粋)
 
単に人口がよそよりも多い』というのはチト違和感ですが、この松本さんの歴史観にはとても感心いたしました。うーん、なるほど。中国と日本の人口比は10倍以上違います。勝っている事が本来不自然と考えてもいいでしょうな。

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さて一昔前「Japan As No1」の頃を象徴するデータがあったので紹介しておきましょう。

21年前の89年、世界の時価総額総合トップテンです。なんとこの中に日本の銀行がトップ5を独占!!。しかも7社も入ってますよ、アハハ。

上記のリンク先には15年後の2004年のトップテン載ってます。御覧ください。日本企業は一切いなくなりました。全てアメリカの企業!となったわけです。

そして6年後の2010年の時価総額ランキングがこちらです。
ね、中国の会社が4社もランクインしてますよ。GDPランク入替の象徴でしょうか。
(21年間トップテンに君臨しているエクソンモービルも見逃せませんが(;´∀`)

ところで
本日8月25日は、NIKKOの18 回目の創業日。嬉しいなぁ♪ ♪。南の空で細い目を細めております。お取引先各位そしてメンバーの皆さん、ありがとうございます。

ということは、おいらが会長を退任して、丸二年経つのか。なんか結構経ったような気もするな。不思議だ。それにしても、改めて広告の仕事はいい仕事だな、と思ってる今日この頃です。
じゃ股