安藤忠雄さーん、応援してます

2021年7月14日

 
現代の日本における大阪出身の偉人(すぐれた仕事をなしとげ、多くの人から尊敬される人。偉大な人。:大辞泉)となると、加藤は松下幸之助さん、手塚治虫さん、さらに中坊公平さんなどを挙げます。

加えて、とりわけ加藤が数年前から「あんたはエライ!」と大真面目に思っている御仁こそ、かの安藤忠雄さんです。大ファンなのです。

これまでの人生にはなーんの接点もないのですけど、ただその動静が気になっておりまして。Googleアラートでニュースとか飛んでくると少しソワソワします。

ですので
こないだの神戸/大阪遠征で、密かに一番楽しみにしていたのが、いま(~7/12)サントリーミュージアム天保山(←これも安藤さんの作品です)で開催中の安藤忠雄建築展2009<水がつなぐ建築と街・全プロジェクト>だったのでした。

行って来ましたよー。
残念ながら日程が合わず、ご本人が登場し解説していただける!というスペシャルな「ギャラリートーク」には参加できなかった(超残念)んですけど。二日酔いを乗り越え、しっかりと観てきました。

関西の皆さん、地元の偉人の素晴らしい実験(実現しなかった構想も数多し)と実績を観に行きましょう。中ノ島プロジェクトの模型、俯瞰できて面白いですよ。先日のヴェネチアン・ビエンナーレの開催にあわせて開館された、安藤さんが設計を手がけた現代美術館プンタ・デラ・ドガーナの模型もありましたよ。(これは会場でも流れていた施工プロセスビデオね ↑)

さて!
安藤さんといえば、バブル華やかりしDCブランド全盛期の京都TIME’SⅠⅡ(よく行きました)や表参道COLLEZIONEなどのいわゆる「コンクリート打ちっ放し(・・・懐かしい)」から頭角が出た方ですが、、ここ数年の作品では、表参道ヒルズやミッドタウンの21_21DesignSightなど、近隣の環境やその地の持つ自然と溶け込んだ設計でも知られています。

即ち、安藤さんは建築と自然との融和と協調をテーマに設計活動をしてるわけですが、近年はその延長線上で建設の前にまず自然環境を整備することから作業に取り組んでおられます。

自然な成り行きで、昨今は設計活動と並行して、街の環境を整備する社会活動も積極的に乗り出してます。今回の建設展も、安藤さんが加わる桜の会・平成の通り抜け」「中之島河川敷 壁面緑化の活動の紹介が横軸になっていました。

そして
そんな大阪の生んだ世界の偉人 安藤忠雄さんは、首都東京でも現在東京オリンピック2016招致にあわせた壮大な緑化事業にも取り組んでおられます。

緑の東京実行委員会の、東京湾に新たに「海の森」を作る!という環境構想です。いま、一口1000円~で50万人!を目標とした募金を集めています。
東京湾にうまれた88ヘクタールのゴミ埋立地に樹を約50万本も植えようというのだから凄い&素晴らしい。耳から脳髄が出そうでしょ。

まぁ私のような俗物小市民はいっちょ噛むしか出来ないわけですけど、なんと!いま見たら、ありゃりゃ面白いことに一昔前にきもちだけ寄付したことが他の募金者の皆さんと一緒に出てるじゃないすかぁ。

アハハ、こりゃ素朴に面白い。これぞSEO by myselfですね。マジ知らなかった。つまり後世に名を残す一つの方法として、皆さまも試してみたらいかがでしょう。

近未来、この海の森がい~い感じになった頃、お孫さんが皆さんのお名前を検索して募金の痕跡が出てきたら、それはそれで照れくさく、誇らしく、嬉しいじゃないですか?!。

拝啓 
安藤忠雄さま、応援してます。励まされています。これからも、よろしくお願いいたします。

思うに

Posted by ykatou