世界一周37日目(6月16日)|ダッカは臭いのが気になる、光の見え難い都市。

 

たいがい第三世界にも慣れてきた加藤ですが、正直ここバングラデシュだけは、今回の世界一周の目的地の中でもどうも馴染めないというか、あまり好きになれない土地でした。

いきなりハルタル(政治的暴動)と出くわしたり、お酒が表向きには飲めなかったり と、特に加藤の印象が激悪な事も影響しているんだと思いますが、とにかく気になるのは、街全体がどうも…臭いこと。

そのバングラデシュは周囲をほとんどインドに囲まれている、インド大陸の東端の国です。主要民族のベンガル人がベンガル語(標準語)を話します。

南東のちょこっとだけがミャンマーに接しているんですけど、国境地点は、1950年初頭から閉鎖されたままとなっているそうです。

国土面積は14億4000km2で日本の約40%の面積(北海道の二倍)に、1.5億人!(いま平均寿命69歳。20年前は57歳。国民の87%はムスリムでお酒は呑みません)がひしめき合って暮らしています。そのうち首都ダッカには1200万もいます。

ダッカ ドリーム!?を求めて地方から多くの人々が出てきていますが、30-35%は失業といわれているほど…仕事はありません。

で、仕事を得るのに有利な英語はダッカ人口の30-40%はある程度わかるようです。地方出身と思われるストリート・チルドレンもマーケットや繁華街に数知れずいました。

平均所得はだいたい一般的な月勤めの労働者(20代)で5000~6000タカだそうです。
この所得は伸びていないのですが、ここ数年で生活費がインフレで鰻登りになっています。ですので、人々の暮らし向きもかなり厳しくなってきたようです。

在留の日本人は千人弱くらい?だそう。つい、三年前では300~350人?と言われていたそうですが、ここにきて一気に民間の駐在者が増えた模様です。

そのダッカの街中は、リキシャと呼ばれる人力車が縦横無尽に走り回っています。

市井の人々の足になっていました。 でも漕ぎ手の皆さんの手取りは、毎日いくら頑張っても300タカ(約300円)程度だそうです。公道を車とリキシャが一緒に走っているのが普通です。

そんなバングラデシュの車70%はトヨタ製でした。
クルマはほぼすべてCNG(圧縮天然ガス)を燃料にしています

電車はありません。だからダッカ市内は朝夕の渋滞はひどいもの。

お勤めの皆さんはみんなだいたい朝6時に起きて7時にでるようなのですけど、通勤に要する時間は朝一時間、夕方二時間はザラのようです。これはかなりしんどいでしょ。

主要な産業としては
皮革産業
繊維産業
ジュード(麻の一種による繊維)
製薬
エビ 魚 の養殖 …だ、ということ。成程です。

したがってお金持ちは、それらの会社のオーナーが多いそうです。
縫製工場経営、土地不動産関係、製薬会社経営、、、、 

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ハルタルがあけた6月14日、僕らはようやくマーケットに探検に出かけることができました。

果物店の少年たちと。

彼らの多くは小学校(義務教育は4年)しか出ていないそう。写真一緒に撮ろう!ってやたらと、ひとなつこいのです。楽しい。

ニワトリ屋の少年。買うと、その場でサッとしめてくれます。そら新鮮だわ。

鳩みたいなのを売ってる少年。ファインダを向けると、自慢げに一羽カゴから出して示してくれました。

新鮮なヤギ肉屋さんのオヤジと僕でぱちり。

これから死ぬヤギと、商品と化したヤギの腿肉。

そのヤギをばらす少年たち。嬉しそう。

衣料品はC級からA級まであらゆるクオリティのニセモノがありましたよ。
クリケットのナショナルチームのユニフォーム非公認レプリカが人気でしたな。

まぁマーケットは活気があって楽しかったです。それにしても…衛生的にはかなーり疑問が残るマーケットでした。魚にたかるハエの量はデリーの倍はいたしな。
 

世界一周

Posted by ykatou