三原弘之さんのCygnosファンドに10万USD預託したら3ヶ月で全損した件

2022年8月、海外クリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資するドル建て暗号資産トレーディングファンド: Cygnosファンド I に100,000USDを投資しました。

 

 

Cygnosファンド I は日本国内外の適格機関投資家・特例業務対象投資家等向けのドル建てファンド。日本の法令を遵守したファンドを通じて、トークンに直接投資せずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かし、アービトラージやデルタニュートラル等の多様な投資戦略を擁するクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する機会を、日本国内外の投資家へ提供する、としたものです。

僕は当初、同時に運用を開始した 日本国外在住者向けの別ファンド=BTC、ETH、ステーブルコイン建て暗号資産トレーディングファンド:Cygnosファンド II に投資することをお伝えしていました。 しかしながらCEO三原弘之さんからの強い要請に応えて、同時にCygnosファンド I にも参加することに決めました。

そしてCygnosファンド I を始めるために必要な1名の適格機関投資家(有価証券に対する投資に係る専門的知識及び経験を有する者として金融商品取引法で定める者)の条件充足のため、適格機関投資家に新規登録もしたのです。僕の出資参画のことも含めて、運営のCygnos capitalから出資時=事業開始時にプレスリリースが出ています

出資金の管理に於いてはプレスリリース同様に、CygnosファンドⅠ、 II  ともに 預託資金を

海外クリプトヘッジファンドのトレーダーの複数の戦略に分散投資
・トークン現物への投資を行うファンドではなく、デリバティブ取引を中心とする戦略への投資
に使う運用方針と、

三原さん本人より説明を受け、その方針を信頼し参加しています。

 

が、
3カ月後の2022年11月20日、三原さんから呼び出され、Cygnosファンド I  への出資金全ての損失を告知されました。

出資金100,000USDは送金した先のCygnosのFTX口座が着金そのままに残置されたなかで、往時発生したFTX事件によって被弾し全て失われたという説明をうけました。

この件について僕は納得しておらず、告知当初から三原さんに対して強い不服を伝えています。しかし遺憾ながら、2024年10月現在、僕の想いは放置されています。

 

もとより投資は自己責任です。それは良く知っています。思えば40年近くにわたり、リターンのほとんど見込めないスタートアップ投資や、ほぼ勝ち目のない金融商品を購入してきた人生です。

ですがこの件はCygnosファンド I申込時に、僕が三原さんから伺っていた
預託資金は複数の戦略に分散投資に使う運用(USD建で増やすファンド用途)によって失われたということではなく、

託した資金100,000USDは、Cygnos Capitalが示した運用にはまだ使われておらず、その運用が始まらないままにFTX口座に置いてあった。FTX社が破綻し、その口座に残置されてた資金は全損したので、諦めてください、 という説明だったのです。

僕は100,000USDの全損は、Cygnosファンド I 出資者に対して約した役務を怠った末に起こった事故、と解釈しています。

資金を託して以降の僕はその運用のすべをファンド I に全てに委ねており、FTX社の破綻の被害を、僕が負うことに合点がいきません。

 

『弊社側のスタンスは当初から変更なく、全て適法であり、損失の内容は公表されても事実であることから特に問題ない 』

このCygnosファンド I 被害の経緯の公表については、三原さん自身はこのようにメッセンジャーのやりとりでは開き直っておられます。契約書のリスク条項に『暗号資産の発行者、管理者の破たんその他業務又は財産状況の変化が生じた場合には(中略)お客様に損失が生じるおそれがあります』と書いてはあるのでCygnosに免責はないのだ、ということでしょうか。

 

僕がこの被害について公表を決めたのは、そもそもCygnos Capitalの運用は、斯様な人災によって託している資産の全てが毀損しても、その責はFundに託した僕、と突き放されている事実をひろくお知らせし、僕が参加していることを知ってファンドへ参加を検討してる方に警告したい、からです。

 

おしらせ

Posted by ykatou