アマギフ買取サイトのドメイン名を継いで、シザーを買い取っています。

2020年5月29日

歳の瀬のエクセルホテルのカフェから、夕暮れの渋谷スクランブル交差点が観えていた。

『Amazonギフト券買取サイトを、止めざるを得ない状況となりました。』

 

井上翼さんとは半年に一度程度会ってはいたけれど、残念ながら商いの塩梅は良くは聞けてなかったので覚悟はできていた。驚きはなかった。
アマギフが日本市場に決定的にだぶついたのは、泉佐野市のふるさと納税の2018年度返礼品として300億円分が、2019年の春先に大量に売買プラットホームに吐き出され、相場が下落したことが大きかった。一斉にエンドユーザーが83~85%で買える状況になってしまい、これを機に事業が需給についていけなくなっていた。
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僕がアマギフがクレジットカードで買えることを知ったのは、井上さんから聞いた2015年の秋口だった。

 

  『え?。』
  『Amazonのサイトでクレジットカードで買えるんです。』
『おお。それはすごいかもしれない。ねぇ、額面で買えるの?。 1万円のギフト券って1万円で買えるの?』
『はい。だから、加藤さんに相談しよう、と。』
『井上さん、それはいけてるわ。たぶん。』
百貨店の商品券など、 ギフト券はクレジットカードで買えないことがほとんどだ。
が、Amazonギフト券は買えるのか。

 

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僕が彼の開業をサポート始めてから5年が経とうとしていた。   

 ■ Amazonギフト券買取サイト.comでライフハックを。  https://paul.katou.jp/?eid=532 

井上さんの事業は立ち行かなくなっていた。

 

 …というのも、アマゾンが『転売もしくは不正に取得された可能性のある Amazon ギフト券のロック(凍結処置)および無効化ならびに関連するアカウントの停止』を行いだしたからだ。 
上記リンク先には『 未承認の購入サイトからAmazonギフト券を購入された場合、お手持ちのAmazonギフト券が予告なく使用できなくなる場合があります。』とあるが、
↑ここ↑に例示されている
・amaten   https://amaten.com/ 
・アマオク!  https://amaoku.jp/ 
・giftissue    http://giftissue.com/ 
などの未承認購入サイトにて、売り買いされたアマギフが突然に使用できなくなることが実際に2018年以降に起こったのだ。

 

気の毒なのは、購入し使用できなかった市井の人だ。
使えなくなってamaten、アマオク、giftissueにクレームしても彼らはいっさい責任をとってはくれない。
僕も井上さんも何度か各社に連絡をしたが、取り合ってはもらえなかった。
泣き寝入りだ。
譲り受けた其れが、詐欺など不正取得されたアマギフなのか、どうかはわからないし、そもそも調べようもない。
もちろんamaten、アマオク、giftissue等のプラットホーム事業者にも、出札されているアマギフが如何なる出自のものかは判別はできていない。お金に色は付けられないのと同じだ。
日本においてAmazonギフト券は、アンケートのお礼からtwitter上のアイテム売買などで最も使用されている通貨同等のものなのだ。(試しにtwitterで『アマギフ』を検索してみてほしい。)
  ■ 参考:アマギフこそ(国家ではない)企業による『第二の通貨』だ。 (BLOGOS寄稿: 2017年2月26日)  https://blogos.com/article/211753/

 

それらを渡す者も受け取る者も、そのアマギフのピン札(最初の購入者)がいつ誰によって購入されたものであるのがを知る由もないし、知っても意味がない。
つか僕にとっては、16ケタの数字列であるアマギフはどれだけ持ち主が転々としたとしてもその価値が劣化しない、という意味において、お札よりも優れている通貨のはずだった。

 

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井上翼さんが、2016年に開業したAmazonギフト券買取サイトは『ハッピーマネー』『買取丸』など計3つあった。
彼らは買い取ったら、直ぐにamaten、アマオク、giftissueのプラットホーム上で売却していた。
 開業以降、多くの詐欺サイトも現れたのは事実だ。
あまりに横行するので、2016年末にはそれらの悪行の典型例を文字にしたこともあった。
■ 参考:Amazonギフト券買取の詐欺サイトの手口を全て暴露する。  https://paul.katou.jp/?eid=560
 → 比較サイトでもその姿勢を評価されていた(笑)  https://www.amazon-cashing.net/company/happy.php
そんなふうに開業時けっこう応援しただけに、その決断は残念ではあったが致し方ない。
僕は引き止めずに、彼らが運営してきた買取サイトのドメイン名だけを記念品のように譲り受けることにした。
昨2019年1月から、家業にて始めていた理美容シザーの買取の第2サイトとして、この2月に買取丸用のサイトをスクラッチで作り、このドメイン名を被せた。 https://kaitorimaru.com/
いいかんじのデザインに仕上がった!。 ということで、残るハッピーマネーのドメイン名 Amazonギフト券買取サイト.com も 買取丸にリダイレクトするようにしたのだった。

 

僕はAmazonという会社の大ファンであり、商品をマーケットプレースを通じて販売している事業者であり、長年にわたる愛用している1ユーザーである。
だからこそ余計に売買プラットフォームで取引されたアマギフのロック(凍結処置)および無効化の実行は残念だった。
そのような荒っぽい方法を取らずとも、詐欺の抑制や防止はできたはずだからだ。
これからも、僕はAmazon大好きユーザーであり続けたい。
しかしながら善意の第三者の所有するAmazonギフト券の無効化を続ける限り、其れは日本の『第二の通貨』にはなれないかもしれない。