世界一周42日目(6月21日)|シェムリアップで、フロンティアに目覚める。2

 

一夜明けていよいよ世界一周も最終日の6月20日。引き続き、北浦さんとアッキーにシェムリアップを案内していただきますた。

まずは、前夜の宴会にお越しになっていた北浦さんの仲良しのスイス人夫妻が引っ越しするお宅を観にいきます。なにやらお隣も空くそうで、借りるなら紹介するよ!と言っておられたり。

中心街から程近いところに、今まさに新築中、といった物件。2ベットルーム200平米 一戸建ての新築。月400USドル。

一階の20畳ほどの大きなリビングルーム。オサレ。これで月3万円ちょいはいいですよね。

続いて、恒例のスーパー視察へ。価格はやはりすべて米ドル表記です。分かりやすい。カンボジアで流通しているお金の95%は米ドル。現地通貨はおつり専用!ということ。

ミャンマー製のユニチャームのマミーポコMサイズ20枚で5.4USドル。 なるほどなー。

レッドブルのショート缶は世界標準のオーストリアブランドのライセンス製品ではなく、タイのレッドブルが置いてあります。価格も35円とタイ値段。

それにしてもプレミアム・ワインやシャンパーニュが安いのには驚きました。シャトー・ムートンロトシルト94年は395USドル。東京の半額くらい?安すぎ。

貴腐ワインのシャトー・リューセック2006は152USドルで、僕はこれをお土産に買いました。

クルマの窓の外を見るとバイクと一緒に牛さんも軽やかに並走していますが、なにか。

んで、ランチはFCCは、吉田浩一郎くんのリコメン。こちら、もと外国人記者クラブだそうで。オサレでした。

北浦さん曰く、1960年代、アジアで最も近代化が進んでいたのはカンボジアとミャンマー。なるほど60年代のシェムリアップ空港、めちゃモダンです。

そして…前日に続き、北浦さんの事業シリーズ第二弾、養豚の見学!。
例のジープみたいのに乗り込み、前日の畑よりもさらに奥地の果てに、行ったこところに北浦さんの養豚場はありました。

前日のキャッサバ畑同様、こちらも敷地内に住居兼管理事務所が建てられ、従業員が住み込んでおられます。家族全員で。

そして、養豚場!うわーこんなの初めてです。

子豚はみんなで暮らしています。

大きな母親豚は、個室です。

北浦さんの明晰な頭脳から繰り出され続ける、これまでのカンボジアでは実現していなかった、論理的かつ斬新な畜産ビジネスのアイデアは、前日の農業同様、加藤の脳天を串刺しにしました。

いやー面白い。ていうか、おいらも関われないかな。これ・・・。

養豚場のとなりには、魚の養殖のための堀もあったりして…北浦さんはとにかく先ず行動のひとなのです。

ということで、あっという間に時間も過ぎ、北浦さんとアッキーと帰りに「子牛の丸焼き」を食べによりつつ、ホテルに送ってもらいました。

ああ楽しかった。ていうか、農業って、畜産業って、面白そうだな。すごく夢があるな。
最後の最後で、ものすごく夢もリアリティもある事業に出会えました。

素晴らしい事業を、海の向こうで、取り組んでいる日本人に巡り合うべく、踏み出した世界一周。まさにその理想型、とも言える方が北浦さんでした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いよいよ帰国です。タイ・スワンナプーム空港を経て、翌21日の朝、関西国際空港でゴールを迎えます。

ホテルからシェムリアップの空港に向かう道すがら、僕はタカポンのことを考えていました。

この世界一周はもともと世界一周周遊券の存在を彼が教えてくれたことに端を発しています。
おいらの世界一周のスタートの5月11日、成田まで見送りに来てくれたタカポン。

帰国したら、真っ先に土産話を、しに行くつもりでした。

帰国準備をしていたホテル、日付が変わった夜中、…残念なことに、タカポンは世界一周の最終日である6月20日に収監されることとなりました。見送りにいけなくて、本当に残念でした。

そして長野に逢いにいける日が楽しみなのです。

世界一周

Posted by ykatou