世界一周10日目(5月20日)|イグアスに度肝抜かれイホーの巻
Hotel Blue Tree Towers Paulistaに滞在して3泊目の朝は、就寝してから2時間後に 朝食ルームサービスと共にやってきました。
サンパウロ空港からイグアスに向かう国内線に乗り、その19日はアルゼンチン側、翌20日午前はブラジル側から滝を観にいくのです。
イグアス空港に迎えに来ていただいてたイグアスの滝のガイドは日系三世のジュリオ・カシマさん40歳。たいへん日本語がお上手。
93-02年は日本に出稼ぎに出ていたそうです。カシマさんは4人兄弟、お兄さんもお姉さんも弟も、そしてご両親も出稼ぎで日本に居た経験があるそうです。当時は1年働けばブラジルの10年分稼げたそう。とっても貴重な取材がバッチリ出来ました。
カシマさんは03年の帰国後、貯めたお金で家※と自家用車と中型の観光バスを購入し、以来~バス会社を経営しているのですが、暇なときはガイドのアルバイトもされているそう。
※ ところでカシマさんは住宅を現金で購入されたのですけど、ブラジルでは現在自宅購入の大ブームの模様。なんと住宅ローン金利は13%もするのですけど、みんな臆することなく買っています!。しかも8年で完済プランが普通のようです。
ちなみに、住宅以外の割賦ローン金利はなんと 25%が標準。とんでもないなーと思っていら、定期預金の金利は11.75%ですた。えーベトナム水準かよ つ!!
車に乗り込んで、まっすぐ向かった場所は、ブラジルとアルゼンチンとパラグアイの三角国境。世界にも3つの国の国境が重なっている場所はあと一箇所しかないそうです。ここは国境を越えてアルゼンチン側からの眺望を。
アルゼンチン側からのイグアス国立公園に入り早速川岸までバスで移動。ボートに乗り換え、滝に向かいます。
おわー!見えてきましたよ。イグアスには275の滝があるそうです。
20人の乗客を載せたボートは、イグアス川を滝に向かって疾走していきます。ある程度近寄ったら撮影タイム。みんなボートに立ち上がって写真パチパチ。クルーも販売用のビデオ撮影に余念ありません。(32ドル。買っちゃいましたが…つまんなかったので、皆さんは買わないほうがいいです。)
このボートは滝壺近くまでドンドン近寄っていきます。こちらは僕らのボートの前のやつ。ここまで寄るとびちょびちょになります。ジュラシックパークの比ではありません。USJの百倍、USSの十倍は濡れます(当社比)
ボート後は歩いて滝散策。無数の絶景を目に焼き付けながら歩きます。
観光客は南米近隣が5割、欧米4割、アジア1割だそうす。近年はやはり中国インド韓国からの観光客は急伸中とのこと。
ランチの後は、アルゼンチン側最大の見所、悪魔の喉笛とも呼ばれるSALTO UNIONへ、トレイル&トレインを乗り継いて向かいました。
そして!いよいよ、たいへんな轟音が、僕を呼んでいます。
おおおぁ イグアスの滝、なんということでしょう …
え え ぇ、此処はこの世の果てですか?。
びっくり その1
びっくり その2
びっくり その3
いろんな意味で無限と有限を識った小市民かとう。
陶然自失のまま、鯉ちゃんと記念撮影。
まっすぐホテルに帰りました。
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翌20日朝は早々から世界最大の 発電所=水力発電所=ダムであるイタイプを訪問。
世界で7番目に大きい建造物で、コンクリートはドーム210個分、鉄はエッフェル塔380本分が使われました。ブラジルとパラグアイのジョイントベンチャー。
1974年に着工し、84年に最初のタービンが回り、91年に18本のタービンが完成。更に2007年に2本のタービンを増設しました。このイタイプだけで、パラグアイの必要な電気のすべて、ブラジルの25%をまかなっています。
その発電出力は20本のタービンが100%稼動した際は1,4000万キロワット。なんと日本の原子力発電所11基に相当するそうです。
造成にはピーク時4万人の人が働いたそうで、現場の近くに建ち並んだ寮は、今は大学や小中学校、病院になっています。完成後の現在もブラジル、パラグアイの両国から合計3000人の人が勤務中です。
それではダムの上からの映像をこちらでどうぞ。
そして、見学終了後は19日に続き、ブラジル側からの滝観光へ。このイグアス国立公園は18.5万ヘクタール。なんと東京都と同面積!、つまりシンガポールの倍の大きさ。観光には全体の2%しか使っていません。…公園の中にはヒョウが20匹すんでいるそうです。
アルゼンチン側とは観える光景がかなり異なったので、ブラジル側もお薦めです。特に遠景からの絵が素晴らしい。
そして最後にイグアス最大のSalto Unionに最接近。
19日は上からの眺めでしたが、ブラジル側では『悪魔ののど笛』とも嘯かれる滝壺ギリギリに寄るので、ものすごい水しぶきで皆びちょびちょになります。
うーむ… この世のものとは思いがたい光景ですた。こちらも映像をどうぞ。
イグアス見学後は、再びサンパウロの東洋人街リベルダデに向かうべく、イグアス空港からサンパウロ空港へとんぼ返り。
さてブラジル最大の都市サンバウロ、実は観光地が進んでいません。
駅も道も母語ポルトガル語の表記しかありません(南米でポルトガル語が母語なのはブラジルだけ)。世界の標準である英語も中国語も通じないのです。何回かタクシーに乗りましたけど、ワン・ツー・スリーもイエス・ノーも全く通じないこともあるので困りました。
空港から、のろのろタクシーで1時間半の渋滞をへて、途中…太田英基くんのブログにあった、いまのところブラジルに2件しかない『すき家』をみかけるも、わき目振らずリベルダデに向かいました。
約束の6時におくれること30分。ようやくアテンドしていただく指圧の森山の先生のお店の前に。
ようやくサンパウロの宮城県人会館屋上の金曜飲み会の会場にて、盛り上がった皆さんと記念撮影。加藤の左が指圧の森山先生。そして県人会の中沢会長です。熱く語りあいました。
いや楽しかった&濃かったサンパウロ。リベルダデのみなさんから『次はいつ来るのか?』確認されまくり。いや、はい、真面目に検討いたします。暖かく迎えていただき有難うございました。
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宮城県人会の中沢会長、カシマさん、森山先生、元サンパウロ新聞の山口さんなどから伺った貴重なお話は後日、『ブラジルの日本、日本のブラジル』でまとめます!。