世界一周6日目(5月16日)|急成長ペルーのポテンシャル
ペルーの首都リマは、雨が降りません。
フンボルト海流の影響で、水温が低くクーラー状態。海岸近くは5月から12月はいつも曇り、だということです。こっちのお住まいの駐在一家はそれが嫌だそう。確かにロンドンみたいかしら。
人口は2900万人弱と、南米では四番目。うち、リマには800万人が住んでいます。構成としてはインディヘナ45% (先住民)メスティソ 37%(スペイン人との混血)スペイン人・ヨーロッパ人系白人 15% ということですが、僕には先住民と混血の違いはよくわかりませんでした。
国は大きく3つの地域に分かれ
・コスタ 沿岸部
・シエラ アンデス山脈の山岳地域
・セルバ ジャングル( アマゾン川の下流域)
てますが、人口の大多数はコスタに集中しています。
面積は128万m2と、南米では三番目の大きさ。日本(35万m2)の3.4倍に相当します。
GDPは08年実績で 128 10億米ドル(約13兆円)。南米では6番目のGDPですが、過去10年間(2000年代)は累積成長率60%南米ダントツナンバーワンでした。この成長は外資への積極的な経済開放の賜物ですね。
2010年は新車が13万台売れました。はじめて10万台突破したのですが、いきなり13万台です。その最大要因は『ローン』。この国も急速に、先進国経済モデルへと移行しており、着実に『借金社会』へと向かっています。とてもいいことですね♪。
新市街のミラフローレス地区にあるミドル階級向けのスーパー Wong(チリ資本が数年前に買収したそうです)に行ったのですけど 家電製品も軒並み分割払いの料金表示がメインでしたよ。
いやー昔のマルイじゃん。まじでww(コレ上が12回払いの一回当たりの価格。)
先日も書きましたが既に小売チェーンはほとんどチリ資本になっているそうです。今のところ外資入り放題なんですね。政治的にはチリとはとても仲が悪いんですが。
人口分布を見るとスペイン人ヨーロッパ人は15%ってことなんですけど、このミラフローレス地域はアッパーエリアなので30%はいそうでした。ここは人種構成も景観も、オーストラリアを髣髴とさせるところです。
1532年にインカ帝国を滅ぼしたスペインから、アルゼンチン人サンマルティン将軍によって独立した1821年まで、約290年間、スペインが支配支配していた名残でしょう。実際、主要産業の支配層はスペイン系の方が大半のようです。
世界遺産にもなっている旧市街近くの中華街にも行ったんですけど、、…あんまりいない。
そう、ペルーと東南アジアとの最大の違いは『華人をほとんどみない』こと。
むしろ街中の広告や看板にSAMSUNG、LG、HYUNDAI、KIAは最大露出。キャンペーン販促イベント協賛もガッツリなので 韓国のほうがかなり存在感がありましたな。
さて、そんな外資に自由に経済活動をさせているペルー、国策航空会社も既にチリの航空会社に買収されていました。このLAN航空は既にペルーのナショナルフラッグでもあります。LAN航空は、今後、スペイン植民地時代の首都であった、このリマを今後の南米の観光産業の最重要拠点と位置づけると発表しています。美しさ、安全性、成長パワー、どれをとっても納得です。リマそしてペルーは今後も成長するでしょう。もちろん外資積極路線のケイコ・フジモリが大統領選に勝てば…ですけどねww。
そんなLAN航空は遂に昨2010年8月にはブラジル最大のTAM航空も買収してしました。新会社名は『LATAM Airlines』 LAN+TAM…なんと偶然 ラテン・アメリカ航空に!
実は…そぅいう名前になるから面白いジャマイカとかいって交渉成立したんですよね、僕には わかります。
さて、そのTAM航空に乗って昨晩、第二の目的地サンパウロに着いたのですけど、事件が
ありましたよ。その中身は次回にww。
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あ、そうそうリマ・マラソン、おかげさまで完走できました。2171位、1時間2分。大満足。こうやってリマの新聞にマラソンの結果が載りましたよ。8000人弱の出走で、完走は4815人だったそうです。
これ出走直前の鯉ちゃんと僕を、松岡くんに撮ってもらいました。
彼には10kmずっとビデオ撮りながら伴走してもらいました。有り難い限り。