必ず関西州は実現する。
2020年11月1日、大阪維新の会による大阪都構想の是非を問う『大阪市民による住民投票』に負けました。
松井代表、吉村副代表、そして維新の会の運営、支持者の皆さん、みんな辛いと思います。負けました。ほんとうに悔しい。
でも明日から前を向いて生きていかなくてはならない。それでも為政を続けていかねばならない。大阪の行政は府民に市民に圧倒的に支持されているのだから。
なぜ負けたのか。
こちらは米重克洋さん(JX通信社)による丁寧な分析です。
* 最終盤に急増した「反対」ー 独自データで読み解く大阪都構想住民投票「否決」のワケ
結論を思うに大阪市財政局長の東山潔氏と毎日新聞社による誤報は公職選挙法違反です。結果は言った者勝ちとなってしまいましたが、お年寄りは新聞テレビしか観てないから…これをやられたらしかたありません。無念のきわみです。
敗戦の翌日、茫然と昼からサウナに行ったら、サウナ壁TVにミヤネ屋(なるワイドショー番組)に橋下徹さんが出演されていました。
橋下さんは番組中で
「大阪は、維新の会の治世10年で経済も行政も著しく改善し、住民の満足度は大きく上がった。”現状維持ままで良い”意識バイアスはその現れでもあるだろう。この先に3度目の大阪都構想の住民投票があるとすれば、それは府市の長の政治基盤が変わり対立構造に戻ってしまう時だろう」
そうですね。ほんとそう思うしかない。
でも行政は100年以上続くものです。そして経過観察にも10年かかるでしょう。個人や政党の人気も栄枯盛衰です。改革を形に残すために仕組みを変えておくことが大切なのでわざわざ住民投票を行ったのです。行政の仕組みというのは一度作ったらなかなか変わりませんからね。2度も変わらない選択をした大阪市が10年後どうなっていくのでしょうか。心配です。
2011年11月27日、大阪市市長と大阪府知事のダブル選挙に、大阪維新の会からの候補者橋下徹さん、松井一郎さんは勝利しました。僕はそのときの昂奮と感動をブログに書き残しています。
* 必ず大阪都は実現する。
この気持ちは変わっていません。だからこそ、ほんとうに残念なのです。
いま一度、高橋洋一さんの敗因の論説を示しておきます。
大阪都構想「否決」、マスコミ「疑惑の報道」がミスリードした結果だ
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ちきりんさんはtwitterでこう語っています。
アメリカに留学した中国の若者で「アメリカに居続けるのではなく、中国に戻って中国に貢献したい」と考える人が少なくないように、
大阪が変わる意思を示せば、大阪に戻って貢献したいと考える(今は東京や海外にいる)人はたくさんいたでしょうね。 https://t.co/7T2wgrXlD5— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) November 1, 2020
30年前の僕は、日本で勝負するために大阪から東京に出ました。
12年前の僕は、東南アジアで勝負するために東京からシンガポールに出ました。
強い予兆を感じて、この10年間は大阪維新の会を精一杯応援してきましたが…それは叶いませんでした。
今は橋下さんのおっしゃるとおり、府市の長何れかが維新でなくなった時に三たびの府市統合の是非が再燃するのでは、と感じています。
大阪を関西の州都にするのをキッカケに、日本を道州制に制度設計し直す議論は10年は遅れそうだけど…しかたないです。ハンブルクやグレーター・ロンドンとか都市州は成功例があります。大阪も2025の万博で狙えます。まだ諦めたくはありません。
でも、とはいえ、遣る瀬無いので
もう都構想も関西州(道州制)も当面はすっぱり切り替えることにしました。
しばらくは…そう10年くらいはしかたないかな。
まー、世紀の汚れ役を一手に引き受けた…大阪市財政局長の東山潔氏が今後どのように処遇されていくのか については、僕が生きてる間は追い続けてはいきたいです。僕もまた罪を憎んで人を憎まない者です。が本件、謝罪ペコリで済む事であってはならず。
*「誤った考えで試算」 大阪市財政局長が再び会見し謝罪
しかし維新が勝つこと、クラブに着いてくこと、を前提に2020年いっぱいけっこうぎっしり埋めてたので…急に手も身体も浮いてしまいました。僕は今日からどうしていきましょうかね。