世界一周28日目(6月7日)|カッパドキア&カイマクルで洞窟暮らし気分
6月4日は完全に寝坊してしまい…恐縮しながらイスタンブール空港に向かいました。…これより数ある世界遺産でトップクラスの人気を誇るカッパドキアに向かうのです。
カイセリ空港出たらエルジェス山が観えました(3900m!)一時間半移動すること一時間半、おぉカッパドキアのGoreme Open Air Museumに着きましたYO!
火山灰の岩をくり抜いて、イスラム教を崇拝する為政者からキリスト教徒の人々が暮らして居たのです。
岩を削って、柱を作っています。そこに絵を書いています。
穴の中に入ると…そこには宴会場が!ここでみんなで酒盛りですか?!
ムスリムから逃れて、カッパドキアで暮らしていたクリスチャンはお酒アリだもんね(宴会の模様想像図)
デカイ!が、まだまだほんの一部。カッパドキアとはこの辺りの半径200kmを指すそうで、世界遺産にはそのうち3つの集落が指定されているそうです。
カッパドキア全体では1500以上あるキリスト教の教会、礼拝所はみなこのように火山灰岩の中をくり抜いて出来てるそうです。中には見事なフレスコ画なのですが…撮影禁止。
そして僕らはケニアを思わせる大草原を経て、イララというところへトレッキングで一時間半歩きました。楽しかったです。イララ はスパッと切り落としたかのような谷、とその下の川沿いにあります。もちろんその谷の壁に穴をあけて住居にしていたのです。川沿いの谷壁には無数の住居跡が残っていました
そしてイララにも、午後に行ったGoreme同様に教会が。!こちらは撮影禁止じゃない。
これが教会の内部にビッシリ描かれているフレスコ画です。それぞれの教会にこのように綺麗に描かれています。オスマントルコ時代を経て多くの宗教画の顔は削られていました。素晴らしい遺跡、さすが世界遺産。
カッパドキアの夜はGoreme House Hotel。ヘンなカタチ。洞窟ホテルだそうで。
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6月5日朝04:56です。まだ暗いです。
まだかなり寝ぼけていますが、これからケニアのマサイマラからの~バルーンツアー@カッパドキアに出かけます。
こちらに乗るようです。16人乗り。僕ら以外は殆ど全員中国からの方。
パイロットはフセインさん。熱気を気球に送り込みます。
朝日が射す中、気球が次々とふわり上がります。
眼下にローズバレーが観えます。なんとも言えない独特の造型。自然界の神秘です。
すごい量のバルーンが次々と!。
その数40はあるでしょうか。
一気に地上500mまで上がりました。地球が丸くみえています。
高度を下げてカッパドキアの谷の間をわたっていきます。
この山肌というか谷肌。実にユニークです。
フセインさんがどうやってこんな谷が出来たのか、英語で説明してますが、半分もわかりません。
そしてみんなで乾杯。しかし、これは一大産業だな。皆様にも推奨。Kapadokya Ballonsツアーは140ユーロ。
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そして遂に探検隊はカッパドキアの至宝、地下都市 カイマクルに辿りつきました。
カイマクルは7ー9世紀、アラビア人とローマ人が激しい争いをしていた頃に、ローマ人が作った地底の火山灰岩を彫って創られたそう。地下8階60mの深さに最大一万人!が暮らしたそうです。
狭いトンネルが縦横に張り巡らされ、いくつもの石で作られたドアで塞がれています。彼らはそうやってアラビア人が一度に沢山攻めてこれないようにしてたんです、と。
住居の他にも共同生活に必要な様々な用途の部屋がありました。台所、集会所、礼拝所、食堂、食糧庫、、。ここはワインの製造所だったようです。
まさに迷宮のような、このカイマクルは10km離れたもう一つの地下都市デリックユと地下で繋がっていました!どうやってビタッと繋いだんだろうね。
で、このガイドのYusufくん(35歳 写真左)
にヘレケ絨毯のお土産センターに連行される…。伊勢丹w定価600万のところ震災日本支援価格の188万円まで下がったが…買わない。
つか最初から買う気ない。
ふたたびカッパドキアな風景へ。
◆どうやってこんなのが出来たのか?
◆こうやって写真撮る人多し
◆へんなカタチの中に統一感
◆上になんか乗ってますけど、これは自然造形だそうです
…と云う訳で
いろいろ寄りつつ…我々は夜行列車にのるために4時間のクルマの旅を経て、ようやくトルコの首都アンカラ駅に到着! 運転手さん、おつかれさまでした。来た来た。
夜行の寝台車にのって移動なんてすげぇな。何年ぶりだろう。いや、はじめてかな。…前世だっけ。朝まで走ります。うれしいな。
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を。目が覚めちゃった。深夜特急はイスタンブールを目指して気持ちよく揺れながら走ってます。ただいま真夜中。
僕はいま深夜特急に揺れながら、この呟きを書いている。センチメンタルになっているのか。いないのか。でも、この42日間の旅が、日本を出てASEANに拘ってきた3年間の大きな区切りになったことは間違いない、といま確信している。 この目で世界を視ること感じることの…なんという力か!
— 加藤順彦ポール (@ykatou) 2011年6月6日
夜が明け6月6日になりました。車窓から海がみえます。
食堂車で朝ごはん、わーい。
そして深夜特急アンカラ・エキスプレシはイスタンブール駅に着きました。楽しいトルコ郊外の旅でした。