Dellaの資本と経営に参画しました。

2020年5月14日

このたび、新たに10月より資本と経営に参画することになった会社をご紹介します。

Della Corporationは 2013年6月4日設立の、日本の株式会社です。
バッグ・財布・名刺入れを、イタリア、南アジアで製造し、日本の生活者の皆さまに販売しているメーカーです。

同社は設立以来、素材、技術、デザインに拘り、選び出した最高級素材の一つひとつに職人の息を吹き込んできました。
スタンダードでありながら、形にはまらない遊び心、言葉よりも饒舌なものづくり、を意識し活動をしています。

古川さんとの出会いは、2年ほど前にさかのぼります。

麻布十番たけぞうさんを通じて、紹介された氏はまだ30そこそこの若者でした。とても腰が低く、若いながらも随分と肌理細やかなやりとりが当初から印象的でした。
とはいえ、僕はものづくりやブランドビジネスは門外漢であり、かつその商いの構造上の難しさを知っており、一年以上はただFacebookでやたらと『いいね!』してくれる彼とその事業のことを、割りと遠い眼で眺めていたのです。

*******************

さて、彼は名古屋のひとです。

僕は名古屋にはまったく用事がないので、彼がなにか近況報告や相談事をしたくなって連絡をくれるときは、最初は東京で逢っていたのですけど…流石に申し訳なくなってきて、僕が所用で大阪に行く際に、大阪まで来てもらっていました。

そして、4度目か5度目の会食になった今年5月、大阪の富国生命ビルの近くの喫茶店で、名刺入れの話題となりました。僕はBottega Venetaの名刺入れを長年使っていたのですが、、、その理由はただひとつ、マチが広くたくさん名刺が入るからでした。

『Bottega Venetaのよりも、多く入る名刺入れがあれば乗り換えたいなぁ。

ほぼ全ての商談の場で、机のうえにある名刺入れが、これまでにない機能がはっきりと視覚的に伝わるかたちで鎮座していれば、きっとおもしろいんちゃうかな。 』

など、と いつものように・・・僕がもやもやと考えていたアイデアを無我夢中で、彼にぶつけました。

すると古川さんにも、ピンときたものがあったようで、なんとその場で製品化を決めることになりました。

大昔から・・・僕は無責任に思ったことをべらべらと自信たっぷりにしゃべりまくるタイプです。

リョーマのころから、NIKKOのお得意先の前で、シンガポールに来てからも、、特にミーティング中に稲妻の如くアイデアが降りてくると、持ち時間をはるかにオーバーして捲くし立てるのです。

それで、何度、次のアポに間に合わない事態に陥ったか、数え切れないほどです。 かつてご迷惑をかけた皆さん、いろいろすいませんでした。

***************

あれから3ヶ月。

昼夜を問わず、試作を繰り返し、あらゆる検証と改善の作業の末に結実したのが、こちらの Della deccair シリーズです。

200枚以上入る「世界最大の収納力」の名刺入れ

と  「世界最大の収納力」の長財布です。

カードなら108枚、或いはiPhone6S PLUS、またはピン札なら400枚入ります。

僕は、ある意味…しょうもない単純なアイデアを、本気で最高の品質で実現しよう、としている古川さんに心うたれました。そして、自分もリスクをとりたい、と思いました。

で・・・是非ともDellaの資本と経営に参画させていただきたい、とお願いしたのです。

日本の会社の株式を取得し取締役を引き受ける、というのは、義兄の会社を継いで以来ですが、、、
やるからには、アジアナンバーワン、世界一のブランドを目指したい、と決意しています。皆さま、何卒よろしくお願いいたします。


(写真撮影;やまだ進ちゃん)

************

弊社は、この新作、Della deccair シリーズを引っ提げて、ファッションワールド東京2015 に出店致します。
ぜひ国際バッグEXPOブース 17ー39 まで足を運んでください。

ファッションワールド東京2015 秋

開催日時:2015年9月30日(水)~2015年10月2日(金) 10:00~18:00

場所:東京ビッグサイト

http://www.fashion-tokyo.jp/